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'59年 キャデラック コンバーチブル クーペ  

HARRY AT THE GARAGE 出典[1]

前出「ねえ、まだつかないの?」に登場するお父さんの愛車は流麗なテールフィンが特徴的だ。この独特な形状を手がかりに、この車の正体を調べていくと'59年式キャデラック コンバーチブル クーペだとわかった。今話題のGM絶版車である。この車は非常に特別なモデルで、アメリカの自動車生誕100周年記念切手にも採用されているらしい。

’59年 キャデラック コンバーチブル クーペ2
’59年 キャデラック コンバーチブル クーペ[1]

ジェット戦闘機のノズルのようなテールランプと、垂直尾翼のような巨大なテールフィン。その形状はまさにヒコーキである。50年代後半から60年代前半のアメリカ車といえばテールフィンが有名だが、最初に採用されたのは'48年キャデラック・シリーズ60スペシャルというモデルとのこと(2015.8.17加筆修正、[2][3])。

'48年キャデラック・シリーズ60スペシャル
'48年キャデラック・シリーズ60スペシャル[3]

そもそもこのテールフィンに空気力学的な効果はなく、あくまで当時の最先端技術である航空機やロケットを想起させるための象徴的デザインだったようだ[4]。'48年モデルでは慎ましやかなフィン形状も、その後肥大化をしていき、ちょうど'59年頃に最盛期を迎える。そのテールフィンの中で最も巨大かつ、美しいといわれたモデルが、この'59年クーペである。

私はアメ車にはあまり興味がなかったのだが、絵本を介して知り得たそのスタイリングを改めて眺めていると、確かに躍動感のある美しいフォルムである。ちょいワルおやじ系のアメ車もなかなかいいと思った。夏にこの車で湘南の海を流すと結構イケルよなあ。湘南にはベンツやレクサスのコンバチよりアメ車が似合う。絶対に湘南エリアの住人で所有している人はいるはずだ。

[参考・引用]
[1]1959 コンバーティブルクーペ、ホビダス世界自動車図鑑、
http://www.hobidas.com/auto/carpedia/archives/2012/06/post-310.html
[2]第45回 アメリカ車が及ぼした、日本のクルマとクルマ文化への影響、沼田 亨、連載/クルマの楽しさ、素晴らしさとは、JAMAGAZINE 2012年1月号、
http://www.jama.or.jp/lib/jamagazine/201201/06.html
[3]キャデラック シリーズ 60スペシャル(1948年・アメリカ)Cadillac Series 60 Special (1948, U.S.A.) 、展示車リスト、トヨタ博物館、
http://www.toyota.co.jp/Museum/collections/list/data/0007_CadillacSeries60Special.html
[4]カーデザインの進化と課題、有本正存、JAMAGAZINE 2006年2月号、
http://www.jama.or.jp/lib/jamagazine/200602/01.html
[5]Daytona/絶版アメ車図鑑/GM 59キャデラック、
http://www.daytona-mag.com/catalog/zeppan/59cadillac.html
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Posted on 2006/08/02 Wed. 22:48 [edit]

category: cars/車のお勉強

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