あの時君は若かった

もう30年くらい前になるかな。就活や就職のために上京して間もない頃、結構いろんな有名人と通りすがりに遭遇していたんだ。横浜駅のホームですれ違ったおすぎさん(ピーコさんの方かも)、新宿駅で切符を買っているすぐ横でマネージャーから切符を渡され電車の乗り方を教わっていた大滝秀治さん、原宿で見たボディコンシャスな衣装でスタイル抜群のマリアンさん、あるビルのトイレで隣になった舘ひろしさんなどなど。最近はほとんどないけど(2年くらい前、北原照久さんとは羽田のイベント会場で立ち話しました)、田舎もんだから当時は何もかもが目新しく、あっちこっちに出かけていたからかもしれない。俺もまだ若かったんだね。そんでもって、かまやつひろしさんも当時街中でお見受けした一人だった。

夜の六本木だったかな。何をしに行っていたのか忘れちゃったけど、メイン通りから離れたほとんど人気のない道を一人で歩いていたんだ。すると前方から、明らかに素人とは違う個性的なヘアスタイルの男が背中を丸めて歩いて来た。かなり遠くから、「あっ、ムッシュかまやつだ」とわかった。その時点で歩きながらガン見である。ムッシュは下を向きながら近づいて来る。そしてすれ違い様、彼と目があった。ただそれだけである。でも、独特のオーラがあった。ガキの頃からテレビで見て、聴いて、歌っていたザ・スパイダースのあの人だったからインパクトも大きく、その時の「何見てんだ」と言いたげな彼の鋭い視線は今でも鮮明に覚えている。

ABARTHとムッシュ
ABARTHとムッシュ[2]

彼はカーマニアとしても有名だったらしく(知らなかった)、これまで乗り継いできたクルマは、MGTFやGMC・タイフーン、ミニ・カントリーマン、フェラーリ280、クライスラー・PTクルーザー・コンバーチブル、ランチア・イプシロン、アバルト695トリビュートフェラーリ等々と個性派揃い。レーシングドライバーの福澤幸雄や式場壮吉らとも交流があったんだって[1]。そんな昭和の大スターがまた一人、紫煙のように消えてなくなった。強烈な香りを残してね。








[参考・引用]
[1]かまやつひろし、Wikipedia、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%82%84%E3%81%A4%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%81%97
[2]ABARTHオーナー・ムッシュかまやつさん×モーター・ジャーナリストの嶋田智之さんの対談が実現!、SCORPION MAGAZINE、
http://www.abarth.jp/scorpion/scorpion-plus/4302
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