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楽しいクルマ絵本の世界/エンスーのためのクルマ絵本ライブラリー

ブルルン!  

ブルルン!

先日紹介した『ぼくのくるま』の作者・岡本順さんが、この絵本の初版から2年先立つ2001年に出版したくるまの絵本に『ブルルン!』(岡本順・作、偕成社)がある。

『ブルルン!』の方が幼児向けの小さな絵本なんだけど、こちらは文字のある絵本。読み聞かせ用に作られたようだ。もちろんその動きのあるストーリーは、小さな子どもさんが見ても十分楽しめる。主人公ブルルンは『ぼくのくるま』に登場する青い不思議なミニカーそのものである。家の中を縦横無尽に走り回るプロットは共通する。少し違うのはぜんまい仕掛けのおもちゃだということ。

姿カタチは一緒なので、岡本さんはこのシルエットのクルマに何か特別な思い入れがあるのだろうか。このおもちゃのオーナー・けんちゃんが、成長した『ぼくのくるま』の“ぼく”なのだろうか。この2冊の絵本の生まれた背景や関係性がとても気になってしまった。

『ぼくのくるま』について作者が投稿した記事がある[1]。岡本さんが小学生の頃、雨の日の図書室で本を読むときは、読み物ではなく、必ず絵本を読んでいたそうだ。読み物としておもしろいと思ったのは「ドリトル先生」シリーズが唯一で、それでも彼はやはり挿絵がお気に入りだった。高学年になると絵の好みが出てきて、細い線で描かれた線画が好きだったそうだ。彼の作品に必ずといって登場する動物たち、繊細なタッチの描画スタイルは、その当時から育まれたのだろう。そして、この頃から挿絵だけで物語を堪能できる本があればいいのにと思っていたらしい。

ブルルン!その1
岡本作品に欠かせない動物(『ブルルン!』より)

その小学生の頃からの夢を叶えた渾身の一作が『ぼくのくるま』である。『ブルルン!』を描いたときに、キャラクターとストーリーが決まったのかな。

もう一つ私の気になること。このブルルンのような粋なクルマのおもちゃがどこかで売っていないだろうか。ウッドクラフトで作ってもいいな。息子がまだ小さい時にこの絵本に出会っていたら、きっと探し回っていただろうと、クソ生意気になる前のかわいかった頃を思い出すのだった。

SCHUCO GRAND PRIX RACER 1070
イメージとしてはこんなヴィンテージTin Toyかな(SCHUCO GRAND PRIX RACER 1070)[2]。シルバー・アローも飾っておきたいくらい素敵だけど、こっちのシンプルな感じがいいね。

おーっ!絵本みたいやん



紙粘土カングー
ちょうどこの本をストックしていた棚に飾っていた、大昔、息子が作った紙粘土カングーと。



[参考・引用]
[1]絵本『ぼくのくるま』で思ったこと、岡本順、こどもの本、2003年6月号、p4、日本児童図書出版協会、2003年
[2]Schuco / GP Racer 1070 / R&B、aki's STOCKTAKING、2009年8月10日、
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/002069.html
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Posted on 2017/02/25 Sat. 14:10 [edit]

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