佐藤さとる本

ちょっと時間の空いた日曜日の午前、秋の長雨の合間の陽気につられて「よこすか佐藤さとるコロボックル展」に出かける。横須賀市や神奈川県近代文学館などの協力を得てはいるものの、この横須賀で生まれ育った、俺の親父とほとんど同世代の児童文学者とその作品をもっと知ってもらおうと、地元の有志の方々が実行している手作り感満載の企画展である。この活動は今後も続くようで、知り合いの実行委員の方からもお誘いをうけているので、地元の魅力を掘り起こすため“チーム・コロボックル”のお手伝いも少しさせていただこうかなと思っている。今回の企画展、10日(祝日)までやってます。

本当の愛国心(言葉の響きがあまり好きじゃないんだけど)って、こんな風に自分の故郷(ふるさと)や住んでいる街のことを自分たちで知ることから育まれるのだと思う。お上から強制されるものでもなく、「戦争はんたーい」といきなり崇高な理念に飛んじゃうこととも違う。イデオロギーとは無関係にもっと土着的に、普段過ごしている場所を知り、そして好きになろうとすれば、身近な地域社会そして自分の生まれた国もおのずと愛せるようになるんじゃないのかな。でも、東京オリンピックの予算をいい加減に計上したり、豊洲の移転事業に関する責任所在がわからないような無責任体制が続くようじゃ、自分の国や地域を愛する感情以前に、市民からは愛想を尽かされるのではないかと思うんだけどね。M元総理やI元都知事、東京都の職員たち(特にハンコを押した人たち)はそこんとこどう思っているのだろう。彼らは本当に日本のことや東京のことを愛しているんだろうか。

この企画展の主人公、佐藤さとる氏は生まれ育ったこの地域のことを心から愛しているんだと、彼の作品を読めばすぐにわかる。

よこすか佐藤さとるコロボックル展1
この手作り感が良い(「よこすか佐藤さとるコロボックル展」より)
「もうわるいことをいたしません」手形
「もうわるいことをいたしません」手形(「よこすか佐藤さとるコロボックル展」より):佐藤氏9歳の時のもの。彼の作品『てのひら島はどこにある』のもとになった。良く残っていたよなあ。うちの子供たちにもやらせればよかった。
中学5年生の佐藤さとる
中学5年生の佐藤さとる(右から2人目、「よこすか佐藤さとるコロボックル展」より):この頃、友人たちに戦争が終わったら、童話を書きたいと語っていたそうだ。

その他、氏の直筆の原稿なんかも展示されていて、柔らかな文字が素敵だった。

横須賀「松坂屋」
横須賀「松坂屋」

企画展を見終わって、ランチを食べに横須賀中央の上町商店街まで歩いて行った。ヴェルニー公園(一部戦艦陸奥の主砲が移設作業中)~ドブ板商店会~三笠ビル商店街~上町商店街をてくてくと。上町商店街の坂を上り、我が家牛すじ御用達の「松阪屋」の角を右折してちょいと歩くと、前々から行きたかったCafé「RRROOM」に到着。店の外観同様、個性的なご夫婦(?)店主がやっておられ、私にとっては居心地のよい雰囲気のお店で、ボリューム満点、おいしいランチを頂いた。夜もやってます。

横須賀「RRROOM」
横須賀Café「RRROOM」
横須賀「Amis」
横須賀古書店「Amis」
タチのポスターが目印
ジャック・タチのポスターが目印

そして来た道を戻る途中、古ツアさんの情報で知った、最近新しくできた古本屋さん「Amis」に立ち寄る。和書・洋書の絵本やアート系が充実していて、その他もなかなか渋いセレクト。これは使える。コーヒーも頂けるんだって。老舗の古書店が店じまいすることが多い昨今だが、横須賀で是非根付いていただきたいものである。「松坂屋」~「Amis」~「RRROOM」と新たなよこすかお散歩ルートが確立された。
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コメント

  1. 和田平助 | -

    赤んぼ大将

    お疲れ様です。
    赤んぼ大将もこの方だったんですね。
    ほんと、手作り感満載の企画展でほっこりさせられますね。

    さて、古本屋さんの閉店が続くなか、名古屋の高原書店も11月23日に実店舗が閉店、じ後はネット主体の業態になるようです。
    時代とはいえ寂しいですね。

    ( 12:58 )

  2. papayoyo | -

    Re: 赤んぼ大将

    和田さん、コメント&情報ありがとうございます。
    赤んぼ大将、ご存知でしたか?
    コロボックル以外にも魅力的な作品が多いので、もっと皆さんに知っていただきたい。
    クルマ好きには要チェックの高原書店閉店ですか?えええーっ!
    名古屋に行ったら、トヨタ博物館と高原書店に寄ると決めていたのですが…。残念(T_T)

    ( 20:43 )

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