天女銭湯

アッついすねー。家の中でぐだーってしててもしゃあないので、昼過ぎた暑い盛りに散歩に出かけた。今日明日と地元ヨコスカで、街全体をジャズが彩る「ヨコスカトモダチJAZZ」が開催される[1]。プロアマ合わせ、約400人のプレーヤーが路上やライブハウス、バーで演奏すると聞いたので、歩いているとストリートジャズを聴けるかなと思ったのだ。基地を見渡せるヴェルニー公園を歩いてショッピングセンターへ向かったのだけど、ジャズメンはおらず。残念。ドブ板とかもっと中央寄りだったのかな。歩き疲れたので、センター内の本屋で涼むことにした。いつものように絵本コーナーを眺めていると、強烈なイメージが視線に入って来た。『天女銭湯(原題「장수탕 선녀님」)』(ペク・ヒナ・作、長谷川義史・訳、ブロンズ新社)という絵本だった。な、なんや、このヤクルト飲んどるけったいなばあさんは。

手に取ってパラパラめくると、昔懐かしい銭湯の風景と関西弁の文章。なんや大阪のおばはんの話かいなと思って改めて表紙をみると訳本である。作者の名前をみるとペク・ヒナとコリアン風。関西は多いからなあと奥付のプロフィールをみると、韓国を代表する絵本作家だった。正真正銘の韓国の絵本だったのだ。確かにヤクルトにはハングル文字が(韓国にもヤクルトあるんだ)。それにしても、銭湯と関西弁が全く違和感ないなあ。

ペク・ヒナ
ペク・ヒナ
出典:http://store.shopping.yahoo.co.jp/niyantarose/a5daa5afa1.html

絵本といっても、これはペク・ヒナさんが製作した創作人形を使った写真絵本である。彼女は1971年、ソウル生まれの絵本作家。自称「いたずら人形作家」らしい。韓国の梨花女子大学卒業後、カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学ぶ。人形制作、緻密なセットづくり、撮影までひとりでこなし、独特のファンタジー世界をつくり出す。韓国でもっとも注目される絵本作家なのだそうだ。一男一女のお母さんでもある[2]。圧倒的な存在感を見せる、ペク・ヒナさんの世界観を是非手に取って味わって欲しい。ぐっと魂に響く絵本。これはジャズだ!

今日みたいな暑い日には、銭湯にでも行って汗を流し、ヤクルトならぬコーヒー牛乳もいいかもね。子供のころよく行った銭湯を思い出した。近所にも銭湯はあるんだけど、これが死にそうなくらいの熱湯風呂で、それがまたたまらないところもある。それよりも、このばあさん天女の顔が目に焼き付いちゃって、夢に出て来そうで今日寝られないかも…。





[参考・引用]
[1]戦後ジャズ原点再び 3日から横須賀で催し、カナコロ、神奈川新聞、2016年9月2日、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160902-00011614-kana-l14
[2]天女銭湯、ブロンズ新社、
https://www.bronze.co.jp/tennyo_sento/index.html
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