文春

週刊文春2月18日号

ゲス&ベッキー、ジャニーズ、甘利に宮崎と年明けから週刊文春のスクープが半端ない。芸能界の人気者、2人の国会議員の息の根を止めたのだから次は俺かと戦々恐々としている人も多いのでは。個人的にはラグビー日本代表のちょっとチャラい山田選手が狙われているんじゃないだろうかと心配している。調子に乗って道を踏み外さなければよいが…。せっかくのラグビーブームに水を差さぬようくれぐれもご注意を(大きなお世話か)。

文春の大活躍でマスメディア、特にテレビ局の情報リソースがほとんど週刊誌やネット記事という体たらくに、もはや報道機関としてのテレビの役割も完全終了ということが明白になったとも言える。なにせ、総務大臣から「政府の言うこときかないテレビ局には電波停止の適用もあり得る」と答弁されて、事実上脅しをかけられた政府に何も反論できないのだからね。本質的に政治権力やスポンサーに弱い媒体であることがよくわかった。そんな中で文春の立ち回りは現代の「人斬り以蔵」かと思ってしまう。

でも待てよ、文春のスクープってネタのスケールがなんだか小さくねえか?確かにどれもそれなりに大騒動にはなったものの、不倫だとか、芸能事務所のイジメとか、政治裏献金も一千万のオーダー(勿論法律違反ですけど)とある意味どうでもいい小せえ話だ。

同じ出版社の月刊誌『文藝春秋』がかつて現役総理だった田中角栄の金脈問題をスクープした時のような世の中がひっくり返るほどものではない。本当に骨のあるジャーナリズムを標榜するならばもっと切り込まなくてはならない巨悪がいるはずだし、ゴシップ紙レベルのネタで喝采を浴びている場合ではないと思うのだよね。所詮部数を上げて会社に貢献する程度のスクープにしかみえない。立花隆の頃に比べて編集部もなんだかサラリーマン化してしまった。戦後の悪習が溜りにたまった平成の世の中では「岡田以蔵」じゃなくて「坂本龍馬」くらい世の中の根幹をかき回してもらわないと。新聞・テレビが頼りないだけにね。

手をお繋ぎになる天皇・皇后両陛下
手をお繋ぎになる天皇・皇后両陛下(週刊文春2016年2月18号)

独居の父が入院し、主のいなくなった実家にも古い文春が山積みになっていた。福岡で何気に買ってみた週刊文春2月18号を開くと、ウンザリする清原の記事の後に、葉山御用邸へご静養で入られた天皇・皇后両陛下の写真が掲載されていた。お二人が仲睦まじく手を繋いでおられる。入院中の父とは今後の対応についての意見の相違でお互いイライラすることも多かったが、今まで聞いたことのなかった昔話に話が弾んだ。その中の一つ、父とまだ元気だった母が二人で近所を散歩していたときのこと。親父がお袋に突然「手を繋ごうか」と言ったのだそうだ。真面目一筋の親父がそんなことを言うなんてことも初めて聞く話だったし、「で、お袋は何て言ったの?」と質問すると、「絶対にイヤです」と答えたそうだ。親父が「天皇・皇后両陛下も手を繋いどるじゃないか」と切り返すと、陛下と私たちは全然違うと頑なに拒んだそうな。近所の目もあったからお袋も照れ臭かったのだと思うが、私にとってはこの冬最大の仰天スクープ。
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[ 2016/02/22 23:09 ] bookshelves/本棚 | TB(0) | CM(0)

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