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STAR WARSの思い出  

スター・ウォーズ帝国の逆襲ポスター by 生瀬範義
出典:http://ameblo.jp/addicto/entry-10593340678.html

ミーハーネタ、スター・ウォーズである。エピソード7(EP7)の公開で世間は1週間前から大騒ぎ。初日に映画館へ足を運ぶほどのコアなファンではないけれど、高校生の時に『スター・ウォーズ』(当時は“新たなる希望”や“EP4”といった副題は付いていなかった)を観て衝撃を受けた世代だから…買ってしまった(^_^;)。EP1から6までが収録された『スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイコレクション(初回限定生産)』を。新作公開前の予約販売で購入したので1万円以下だった。現在はAmazonで2万円を超えとる。おじさんは懐かしさで手に入れたが、まだEP4すらフルで観たことのなかった平成生まれの子供たちに、全世界で大フィーバーになっている“事の始まり”を見せたかったということもある。先週末、まさに彼らがそれを観たばかり(テレビでもやってたがね…)。



日本では今から約40年前の1978年の夏にそれは公開された(アメリカでの初公開は‘77年)[1]。私が16歳の時だから高校2年生。CGを本格的に採用したSF映画の先駆けで、初めてテレビで紹介された映像を観たときは冒頭のシーン、あの有名なスター・デストロイヤーがブロッケード・ランナーを追跡している場面の迫力に大興奮したことを覚えている。今改めて見るとCGの技術はそれなりだけど、円谷特撮で育った者にとってはショックだったのだ。3部作×3シリーズの計9作でストーリーが完結すると当時からアナウンスされ、次の3部作は過去に戻り、その次の3部作は未来に飛ぶという壮大なスケールのコンセプトにもワクワクした。一体完結編第9話はいつ公開されるのだろうかと。10代で1作目を観て、まさか50代でやっとラスト3部作が始まるとは思ってもみなかった。このペースで行けば最終話の公開時、俺は70歳近くになるのかねえ。今回調べてみるとジョージ・ルーカスはEP6公開時に一旦9部作構成を否定し、全6話で完結すると公言していたみたい[2]。でも結局は今回の最終シリーズの公開で、彼も相当迷走しているようである。9話完結まで生きていないんじゃないかな。

機動戦士ガンダム逆襲のシャア by 生瀬範義
『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』ポスター illustrated by 生瀬範義
出典:https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/736x/e6/cd/92/e6cd922482bca8c21110a3db1dc444a3.jpg

EP4はもちろん映画館へ行き、多分学校帰りか夏休みに高校の友だちと観ている。高校時代に流行った『機動戦士ガンダム』のテレビ放映開始が翌’79年。私はアニメより実写映画派だったのでガンダムはほとんど見ていないのだけれど、このSFアニメの金字塔がSWから多大な影響を受けたことは想像に難くない。『帝国の逆襲』(EP5)は劇場に観に行った記憶がなく、ファーストシリーズの完結編『ジェダイの帰還』(EP6)は大学時代、友人と北部九州を自転車旅行したことがあって、その旅の途中、長崎の佐世保か平戸の小さな映画館で観ている。でも確か当時、EP6の副題はジェダイの“復讐”だったよな。

EP6の公開から16年後の’99年に公開されたアナキン3部作。あまりに時間が経ち過ぎて、このシリーズは1作も映画館で観ていない。ルーク3部作世代の私にとっては、SWはEP6で完結していて、正直ダース・ベイダーの誕生秘話などあまり興味がなかった。一応テレビ放映アナキンシリーズも見ていたし(あまりストーリーを覚えていないけど)、せっかくの機会だから今回じっくりブルーレイで楽しもうと思ったのだ。

EP6オリジナル、ラストシーン
EP6のオリジナルのラストシーンはもう観られない?
出典:http://stat.ameba.jp/user_images/20121118/19/maruko-do/40/62/j/o0445021112291856693.jpg

EP3を見た後、テレビで再びEP6を見る機会があった。ファンにとっては有名な話らしいが、なんとラストシーンのダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)役が初老のセバスチャン・ショウからエピソード2&3でアナキン役だったヘイデン・クリステンセンに入れ替わっていた。この修正版には色々賛否があるようで、私は不満だった。公開順通りEP4から見始めた場合(当然ここから物語はスタートすべきだし、この第1作目を時系列順にEP4とすることにも納得がいかない。この作品こそがEP1なのだから。)、ルーク3部作のラストで今まで見たこともない人物登場に違和感を覚えると思う。残念ながら購入したDVDはこの修正版になっているようだし、このオリジナル版を再び見ることは、昔の録画ビデオを見る以外ほとんど不可能に近いらしい[3]。CGの時代になって、過去の映画作品を容易に修正できるようになった。私は画質のクオリティを上げることには賛成だけど、内容を変えることには合点がいかない。映画のオリジナルには敬意を表して、あまりいじるべきではないと個人的には思う。人それぞれ、その映画を鑑賞した時の思い出が映像の一つ一つに残っているからである。そのことを一番知るはずのジョージ・ルーカス、策士策に溺れるという感じがする。

さて、新作EP7『フォースの覚醒』の評判はどうなのだろう。ネットの記事なんかを読むとかなり辛辣な評価も見られるようだ。まだ観ていないので感想は述べられないけれど、EP7はルーカスフィルムがディズニーに買収されて初の作品となる。まずディズニーとSWのブランドイメージが私の中では一致しない。最大の懸念点は製作・脚本・監督がJ・J・エイブラムスということ。私は彼の監督作品である『SUPER8/スーパーエイト』(2011・米国)を久々に劇場に足を運んで観に行って大変ガッカリした経験があるので、本作の出来が心配だ。なんてたってSW最終章のスタートを切る大事な作品だからね。

ONE PIECE×SW コラボ
炎上したONE PIECE×SW コラボ[5]

その他、映画宣伝に漫画『ワンピース』がコラボすることにSWファンから批判が相次いだこともニュースになっていた[4]。私はワンピースもSWも両方好きなので、双方(特にSWのコアなファン)にはもうちょっと冷静になってと言いたくなるが、確かに世界観の異なるこのコラボにもなぜ?という疑問は残る([4]に上がっていた“両方好きだからって、牛丼にカルピスぶっかけて食べたりせんだろ。”のつぶやきが秀逸)。まあ、商業主義に走るあくどい大人たちの暴走なんだろうね。

最後に本当はこれが今日の一番書き残したかったこと。冒頭のポスターはEP5『帝国の逆襲』の日本版ポスター。この絵を描いたのが、今年10月に亡くなられたイラストレーター・生瀬範義氏。彼の手掛けたSF雑誌『スペースSF映画の本』の特大折り込みポスターや、『侵略の惑星(原題は“Splinter of the mind's eye”』(サンリオ)の折り込み口絵がジョージ・ルーカスの目に留まり、EP5の国際版ポスターイラストを正式に依頼され、世界的に有名となったという[6][7]。以下がその生瀬画伯のイラスト。

生瀬範義とSW その1
生瀬範義とSW その2
ジョージ・ルーカスの目に留まったとされる生瀬範義作品[7]

確かにEP4の米国版オリジナルポスターと比較するとその完成度の高さが良くわかる[7]。EP4公開当時、私もオリジナルポスターのルークとレイア姫の絵にはちょっと「ん?」となったことを覚えている。[8]で紹介されているがC-3POも酷過ぎる。よくこれで公式ポスターに採用されたなと。改めて生瀬画伯のEP5ポスターを見ると見事にSWの世界観を表現しているし、とにかく絵がうまい!このポスターを最新技術で加工するのは野暮ってもんだ。昔の映画ポスターって、手描きで凝ったものが多かった。月刊の映画雑誌にはポスター画投稿コーナーなんかもあって、おじさんにとっては懐かしさも感じる。ちなみに『フォースの覚醒』は手描きなんだろうか、写真なんだろうか。CGの時代の今だからこそ、生瀬作品のように暖かみのあるアナログの良さも若い人には知ってもらいたいなと思う。

参考にさせていただいた生瀬範義氏とSWについては、ここに詳しい。是非読んでみて下さい。

[参考・引用]
[1]スター・ウォーズ・シリーズ、Wikipedia、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
[2]EP7を見る前に押さえておきたい「スター・ウォーズ」の基礎知識、NAVERまとめ、2014年3月21日、
http://matome.naver.jp/odai/2139525361332616701
[3]オビ=ワンは三船敏郎だったかも!?いよいよ18日公開。スターウォーズあるある、まとめてみました。、tenki.jp、2015年12月12日、
http://www.tenki.jp/suppl/e_kuraya/2015/12/12/8631.html
[4]『ONE PIECE』と『スター・ウォーズ』のコラボにファン困惑「何の関係が?」、mixiニュース、2015年12月15日、
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=3760837&media_id=17
[5]『スターウォーズ』とワンピのコラボ「気にならない」の声、ONEPIECE大考察時代、
http://onepiecekousatu.seesaa.net/article/431409905.html
[6]生頼範義さん死去 スター・ウォーズのポスターを手掛けたイラストレーターの死を世界中が悼む、The Huffington Post、2015年10月28日、
http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/27/noriyoshi-ohrai_n_8404366.html
[7]生頼範義のSW(4)/1978年、作家集団Addictoe オフィシャルブログ、2010年07月21日、
http://ameblo.jp/addicto/entry-10595257867.html
[8]生頼範義のSW(3)/1978年、作家集団Addictoe オフィシャルブログ、2010年07月20日、
http://ameblo.jp/addicto/entry-10594109950.html

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Posted on 2015/12/24 Thu. 23:43 [edit]

category: art/アート

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