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最終節  

最終節

とうとうサッカー断ちを止めてしまった。「JFAへの静かなる抗議」でJFAの体質が変わらぬ限り協会が関わる試合はテレビも含め観戦しないことにしていた。ロシアW杯予選もJリーグも完全無視状態だった。そして22日の日曜日、ついにこの抗議行動を反故にしてしまったのだ。息子の所属する地域の少年サッカークラブから、Jリーグの最終節、横浜F・マリノスvs松本山雅FC戦の無料チケットを貰ったからだ(横須賀市は一応、マリノスのホームタウンなので[1])。彼がへそ曲がりな父親と行動を共にする筋合いは全くない。私がJリーグを生観戦したのは、まだ子供たちが生まれる前、妻と横浜マリノス戦を観にもう一つのホーム、ニッパツ三ッ沢球技場へ行って以来だから十数年ぶりか。数年前に横浜F・マリノス戦のチケットを購入して家族で観に行く予定が都合でダメになったので、息子にとっては初めてのJリーグ戦デビューとなる。会場の日産スタジアムは私もお初である。

20151122_1@NISSAN Stadium

試合前、マリノスは2ndステージで3位だったが、既に優勝争いには絡んでおらず消化試合の最終節。大して混んでもいないだろうと、ラーメン博物館で昼飯を食ってスタジアムに向かった。マリノスウェアに身を纏った方々に着いていくと、スタジアム前は予想に反しての人だかり。試合30分前に競技場に入場すると、既にボルテージの上がっているホーム自由席1Fはコアのファンだらけで空いた席を見つけられなかった。仕方なく2F席へ移動すると、ちょうど前2列目が空いていた。なぜか1列目は立ち入り規制がされていて、何やら訳ありの巨大な布地が横たわっていた。この使い途は後でわかる。

20151122_2@NISSAN Stadium

それにしても日産スタジアムはでかい。7万人収容のこのビッグスタジアムで、2002年日韓W杯の決勝戦が行われたことを思い出すと、なんだかサッカー聖地に来たような気の引き締まる思いがした。2019年のラグビーW杯決勝戦もこの場所で行われるのだろうか。

選手のウォームアップ風景を見終わって、いよいよ選手紹介だ。松本山雅FCのスターティングメンバーが巨大モニターにリストアップされる。アウェイではあるが松本山雅のサポーターもかなりエキサイトしている。マリノスもこんな地味な感じで紹介されるのかなと思っていると、モニターに選手一人一人が画像入りで派手に紹介され始めた。久しく観に来ない間に、ずい分エンターテイメント性が増したなあと感心しきり。

20151122_3@NISSAN Stadium
ユニフォームフラッグ
外から見ると多分こんな感じだったはず
出展:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/7d/9f7c87f95858ac9a9b881c59d5ff1c5e.jpg

その後、センターサークルに巨大な円形トリコロールフラッグを運び込むという儀式(冒頭の写真、トリコロールハートべアラーというのだそうだ[2])が済むと、今度は先ほどの最前列に待機していたサポーターの方からユニフォーム型のビッグフラッグを客席一杯に広げる協力要請があった。謎の巨大布地はこのフラッグだったのだ。テレビではよく見る試合前のルーチン風景だが、今回そのフラッグのビッグウェイブの中に親子で入ることが出来た。

20151122_4@NISSAN Stadium

そしてこの試合、ボンバー中澤にとってJ1通算500試合目のメモリアル。ひと口に500試合といっても、野球に比べればはるかに少ない年間40試合くらいだから大変な数字である。

20151122_5@NISSAN Stadium
俊輔
20151122_6@NISSAN Stadium
俊輔
20151122_7@NISSAN Stadium
俊輔ーっ!

肝心の試合の方は、前半J2降格が決まっている松本山雅に押され気味で、ヒヤリとする場面が何度かあった。後半はマリノスペースで「決まったあ!」と歓喜を上げるくらい惜しいシュートが何本もあったのだが、結局得点を決められず0-0のドロー。2ndステージは最終的に5位、年間順位も7位となんとも微妙な成績に終わった。先日の天皇杯も準々決勝でヴィッセル神戸に負けているし、J1優勝は2004シーズン以来遠のいているマリノス。2013シーズンはあと1つ勝てば優勝というビッグチャンスをまさかの連敗で逃したし、2014シーズンはマンチェスター・シティFCを擁するシティ・フットボール・クラブ(CFG)と資本提携を結ぶという起死回生策でクラブの経営難を乗り切ったが(「日本サッカー界、不安な旅立ち」参照)、相変わらずサポーターにとってはフラストレーションの溜まる成績に甘んじている。この辺の不甲斐なさは、球団社長の嘉悦氏も重々承知で、試合後のシーズン終了セレモニーでも謝罪していたが、今シーズンから就任しているフランス人監督、エリク・モンバエルツ氏のチーム・ビルディング、戦略が次第に功を奏しているとのことだった。

20151122_8@NISSAN Stadium
我々は常にあなたと共にいる
我々は常にあなたと共にいる(2015年11月14日、対ヴィッセル神戸戦で)[3]
20151122_9@NISSAN Stadium
サッカー競技場、フランス、ちょっとビクビク

そのモンバエルツ氏の挨拶では、14日の神戸戦でマリノスサポーターが監督を含めたフランス人スタッフに向けて、「我々は常にあなたと共にいる」とフランス語で書かれた横断幕を掲げて、フランスを激励をしたことに対するお礼を日本語でされていた[3]。マリノスのイメージカラーはフランス国旗と同じトリコロールカラー、メインスポンサーの日産はフランス政府、フランス企業ルノーの資本が入ったフランス系企業、監督もフランス人とまさに“フランス”とともにあるチームなのだ。パリアタックの現場がサッカー競技場だったこともあり、個人的にはこの日は少し緊張感を持って観戦をしていた。サポーターの太鼓の音にもビクッとしたね。セレモニーの最後は、選手がスタジアムを一周しながらサイン入りミニボールを観客席に投げ入れるイベントが行われた。さすがに2F席にはほとんど届かなかったけれど、息子は十分に楽しめたようだった。

20151122_10@NISSAN Stadium

やはりスポーツ観戦は生で選手とサポーターとの一体感を味わった方がよいね。JFAにはまだまだ不満はあるが、つまらん意地を張らずに少し抗議行動は控えるか。息子には「来年、また観に来ようね。」と言っちまったし。この日の試合でも活躍したマリノスの顔、中村俊輔が代表10番の後継者と指名し、代表戦で結果を残せていない香川真司について語った記事(「中村俊輔「香川はやることが多すぎる」…日本代表・背番号10を生かすアドバイス」)が、その日の夜にネットニュースにアップされていた。非常にロジカルでわかり易い分析になるほどと感心した。選手たちは自分たちの課題をよくわかっている。その課題を知ってか知らずか有効な手立てを打てていない協会を最後にちょっぴり皮肉っている。2002年のW杯予選で引き分けた日本(当時FIFAランキング32位)とベルギー(同23位)の現在のランキングと比較すると[4][5]、この10年以上の間にJFAは一体何をやって来たのかと考え込んでしまった。

20151122_11@NISSAN Stadium
ミスター・マリノスの声は協会に届いただろうか

[参考・引用]
[1]横浜F・マリノス、Wikipedia、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%B5%9CF%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%8E%E3%82%B9
[2]11/22 松本戦「エスコートキッズ」「トリコロールハートベアラー」募集のお知らせ、Yokohama F・Marinos Official Web Site、2015年10月25日、
http://www.f-marinos.com/news/detail/2015-10-25/100000/130556
[3]横浜F・マリノスのモンバエルツ監督とレヴィコーチにサポーターからフランス語の横断幕 「常にあなたと共に」、ドメサカブログ、2015年11月15日、
http://blog.domesoccer.jp/archives/60034015.html
[4]FIFA世界ランキング(2002年大会開幕時)、2002FIFAワールドカップ特集、
http://www1.odn.ne.jp/haru/wc-2002/wc-2002_20.html
[5]最新FIFAランキング 2015年11月版、FIFARANKING.net、(2015年11月5日発表、ベルギー1位、日本50位)
http://fifaranking.net/ranking/
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Posted on 2015/11/24 Tue. 23:18 [edit]

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