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ウルトラマン創世紀展  

ウルトラマン創世紀展@横須賀美術館

昨日、久しぶりに家族全員で横須賀美術館へ遊びに行った。現在開催中の企画展『ウルトラマン創世紀展』を観に行くためだ。ウルトラ世代の父親とその影響を受けて育った息子が望んだというよりは、将来美術系志望の娘のたっての希望だ。

『ウルトラマン創世紀展』会場その1

『ウルトラマン創世紀展』会場その2

部活の合宿も終わり、前から行きたいと言っていた長女を連れて、久々の土砂降りの雨の中、海辺の美術館へと向かう。もちろん、リアルタイムに創世紀を知る私と初代ウルトラマンからメビウスまで散々DVDを借りたりグッズを集めた息子とそれに付き合わされた嫁も楽しみにしていた企画展。『ウルトラQ』(1966年)の誕生から『ウルトラマン80』(1980年)までの円谷ウルトラマンシリーズ8作品を取り上げ、実際の撮影に使われた小道具やマスク、台本や絵コンテ、ウルトラマンや怪獣制作のためのデザイン画や道具、少年雑誌やプラモデルの箱の原画など貴重な歴史資料を見ることができる。2012年から全国巡回していた本展は、この横須賀美術館が最後となるそうだ[1]。

アンヌ隊員とポインター
アンヌ隊員とポインター[2]

『ウルトラQ』を白黒でしか見たことがなかった私は、色のついた怪獣の着ぐるみやミニチュアを見て当時見た画面のカラー映像を想像したりもした。古びたウルトラ警備隊隊員服も展示されていて、なんとアンヌ隊員用(この選択は完璧すぎる!)。意外に小さいその衣装に驚いたが、当時ぴっちぴちで色っぽいボディラインを見せてくれたひし美ゆり子を思い出すと、ちょっと艶めかしさを覚えた変態親父。

関口猪一郎「ウルトラマン 怪獣大決斗」
関口猪一郎「ウルトラマン 怪獣大決斗」(’66)はマルサンプラモデル箱絵の原画[3]
小松崎茂「ウルトラセブン マグマライザー」
小松崎茂「ウルトラセブン マグマライザー」(’67)は同じくマルサンプラモデル箱絵の原画[4]:セブンのメカはカッコいい
梶田達二「ウルトラマンタロウ ラビットパンダ」
梶田達二「ウルトラマンタロウ ラビットパンダ」(’73)はイマイプラモデル箱絵の原画(ヤフオク出品画像から、「ウルトラマンと特装車両」参照)

美術館の企画展らしいキャラクターたちのアイデアスケッチやデザイン画、少年雑誌やプラモデルの箱の原画はかなり見応えがある。僕ら世代で関口猪一郎や小松崎茂、梶田達二、南村喬之ら昭和の怪獣絵師[5]の絵を見て懐かしいと思わない者はいないだろう。自動車絵本の研究においても、当然調査の対象となる錚々たる面々である。特に南村喬之の「オール怪獣大決斗」(1966)には娘もいたく感動して「この絵欲しい~!」という始末。これは少年マガジンに掲載された原画だそうで、これと同じものかは覚えていないが、似たような少年雑誌の綴じ付録は持っていた記憶がある。怪獣の絵は貪るように描いていたからね。まさに現代の絵巻物、20世紀の鳥獣人物戯画といえる迫力の一品だ。数百年も経てば国宝になるに違いない。

南村喬之「ウルトラマン オール怪獣大決斗」
南村喬之「ウルトラマン オール怪獣大決斗」(’66)は少年マガジン原画[6]:まさに現代の鳥獣戯画

ウルトラマンと言えば、先月16日に円谷プロが「ULTRAMAN_n/a」という短編映像を公開した[7]。この映像が結構すごいのだ。今日は家族全員で「ジュラシック・ワールド」を楽しんで来たが、こういうハリウッド映画を観てしまうと世界に冠たる日本の特撮技術も今は昔。しかし、このCGはメイド・イン・JAPANにしてはなかなかのクオリティ(ウルトラマンの口が動いとる)。着ぐるみのウルトラマンは日本人の心に刷り込まれているけど、世界標準だとこれくらいのリアリティは欲しい。このレベルでウルトラセブンを全作リメイクしてくんねえかな。

ULTRAMAN_n/a
”ULTRAMAN_n/a”[7]



『ウルトラマン創世紀展』会場その3
美術館の入り口でウルトラ兄弟がお出迎え

『ウルトラマン創世紀展』@横須賀美術館は8月30日まで。是非足を運んでみて下さい。

『ウルトラマン創世紀展』土産
『ウルトラマン創世紀展』土産:会社で使おうかな

[参考・引用]
[1]全国最後の巡回展! 「ウルトラマン創世紀展-ウルトラQ誕生からウルトラマン80へ-」6/27(土)より横須賀美術館にて開催!、TSUBURAYA PROD.OFFICIAL WEB SITE、2015年5月19日、
http://m-78.jp/news/n-3112/
[2]ポインターが来た、未来を見つめて夢の彼方へ!、2011年9月27日、
http://blogs.yahoo.co.jp/kingboy4649/37371751.html
[3]関口猪一郎、ultra toy、ヤマダ・マサミ 趣味の世界と仕事場へようこそ!、
http://garagara9.s1.bindsite.jp/pg153.html
[4]プラモデル マルザン編、ウルトラセブンVintage、
http://www.miura-piano.com/7/u7-plamodelsMz.htm
[5]怪獣絵師、ultra toy、ヤマダ・マサミ 趣味の世界と仕事場へようこそ!、
http://garagara9.s1.bindsite.jp/pg148.html
[6]忘れ得ぬ人びと 人生一期一会(20) ウルトラマンと桜井浩子さん、根本圭介、私の昭和史(第2部)、WEB松戸よみうり、
http://www.matsuyomi.co.jp/showashi/showashi_BN_020.html
[7]ウルトラマンがハリウッド映画に? 円谷プロの「ULTRAMAN_n/a」(動画)、安藤健二、THE HUFFINGTON POST、2015年7月20日、
http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/20/ultraman_n-a_n_7831506.html
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Posted on 2015/08/11 Tue. 23:49 [edit]

category: art/アート

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