宿痾

宿痾

サッカーワールドカップ予選がいよいよ始まりましたね。何度も書いているけど、私は抗議行動としてJFAが関わる試合は観戦しないことにしている。今はFIFAに対する批判も加わったからサッカーの試合そのものを観ていない。それでもDeNAとサッカーは気になるので、先日のシンガポール戦をニュースで確認すると100位以上も格下相手(日本52位、シンガポール154位)にまさかのドロー。やはり見なくてよかったクソ試合(善戦したシンガポールには申し訳ないけど)。

評論家は「縦に速い攻撃」とか「横への揺さぶり」といった戦術上の問題点を指摘するが[1][2]、どんなに巧妙な策を講じ、たとえそれが上手く機能したとしても球がネットを揺らさない限り勝てないのだ。シュート数は日本:シンガポール=23:3で無得点。私のような素人でも戦術以前の問題だということがわかる。サッカーは8ヤード(732cm)×8フィート(244cm)のゴールに球を蹴り込めばいいだけの実にシンプルなスポーツである。故にシュートは基本中の基本。この超絶なる歩留り(ゴール/シュート)の低さは、1次方程式や2次方程式の基本を何もわかっていない生徒に微積の解法ばかり解説しているのに等しい。

しかしこの悪癖は今に始まったことではない。1998年に初めてW杯に出場したフランス大会以降もずっと、決定力のなさは日本代表の宿痾と言われてきた。これだけ問題点がはっきりしているにも関わらず課題解決の糸口さえ見えないのは、過去の失敗を振り返り、分析した結果をもとにした具体的な改善のアクションが行われていないか、その方策が全くの的外れだとしか考えられない。普通20年も続ければちっとは光明が差してくるもんだけどね。今だに国際標準のストライカーが生まれないとは、JFAは一体どんな育成スキームを考えているのだろう。ハリルホジッチ監督は「サッカー人生の中でこのような試合を見たのは初めて」と漏らしたそうだが[3]、さぞかしこの国のサッカーの病巣は深いと思ったに違いない。今頃「こんなチーム引き受けるんじゃなかった」と後悔していることだろう。

今回の選手のパフォーマンスで監督の采配を責めるのは酷ってもんだ。もっと基本に立ち返って自分の「足元」を見直そうぜ。ちょっと甘い夢を見過ぎているメディアや我々サポーターの姿勢も含めてね。

[参考・引用]
[1]「縦に速い攻撃」を勘違いしている?福西崇史が語る、ハリルJの課題とは。、細江克弥、サッカー日本代表コラム、NumberWeb、
http://number.bunshun.jp/articles/-/823511?page=3
[2]ハリルも悩む日本の“真ん中フェチ”。逆襲のキーワードは「横に速く」!?、松本宣昭、サッカー日本代表コラム、NumberWeb、
http://number.bunshun.jp/articles/-/823541
[3]攻め続けながらの引き分けに驚く ハリルホジッチ:「こんな試合は初めて」、GOAL.com、2015年
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150617-00000037-goal-socc
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[ 2015/06/18 21:13 ] sports/スポーツ | TB(0) | CM(0)

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