“ダットさん”の拘り

29日は「昭和の日」と言うんだったね。昭和のおっさんには未だ「天皇誕生日」だ。昭和の郷愁にかられるクルマ絵本の代表作といえば、このブログでも紹介した「ダットさん」「ダットさんうみをはしる」(教育画劇)。今日はこの絵本のスペシャルバージョンのお話。以前にも紹介した横須賀でも珍しい絵本専門店「うみべのえほんやツバメ号」でそれは手に入る。

こんなサイン本、見たことない!
こんなサイン本、見たことない!

先日「うみべのえほんや」さんのFacebookを覗くとうれしいニュースがUPされていた。作者、こもりまことさんのサイン入り「ダットさん」が販売されているではないか。しかもそのサインが半端ない。写真のように緻密に描かれたイラストと一緒に書かれたサイン。その図柄は「ダットさん」と「ダットさんうみをはしる」に各2種類ずつ、計4種類あるのだが、実はこれ印刷やハンコではないのである。よーく見ると全て手描きで、其々が微妙に異なる1点もの。この部分を含めて別の絵本作品に仕上がっている特典といってもよい代物だ。この情報を知ってからはじっとしていられなかった。店主に取り置きをしてもらって、ちょっと早めのGWに突入した私は、京急津久井浜駅まで足を延ばした。

お店に贈られた色紙
お店に贈られた色紙も完成度高すぎ!

「うみべのえほんやツバメ号」の2階はギャラリーになっていて、定期的に絵本の原画展が開催されている。以前訪れた時に店主は、横須賀を舞台にした「ダットさん」の原画展を企画したいとおっしゃっていた。それで出版社を通じてコンタクトを取ったらしいのだが、こもり氏の原画は全て電子データでしかないのだそうだ。従って、原画展を開くには生データを専用印刷する必要があり、とても費用がかかってしまう。あくまで想像なのだが、彼の作品は手描きの線画をスキャンしてパソコンで色付けをされているのではないかと思う。結局、原画展は諦めサイン本をお願いすることになった。ところが普通のサイン本が上がって来ると思ったら、このような素晴らしい直筆イラスト付サイン本が届いたのだ。数は限定されるが1、2冊という量ではない。

こもり氏の拘り1
こもり氏の拘り2
サイン一つに一切の妥協を許さない、この拘りを見よ!

作者のこの拘りには脱帽である。人気作家なのでサイン本の依頼は他にも色々あるだろう。快く承諾された上に、このようなサプライズな仕事で応えるなんて「うみべのえほんやツバメ号」の評判や店主の熱意・人柄にもよるのだろうが、本当に彼は絵を描くのが大好きなんだと思う。真のプロフェッショナルとはこういう人のことを言うのだろう。勿論私は署名の入った「ダットさん」と「ダットさんうみをはしる」の2冊を購入。クルマノエホン蔵書にお宝がまた一つ加わった。

興味のある方は、GWに三浦海岸で海遊びも兼ねて“うみべのえほんや”に立ち寄るといい。横須賀はネイビーだけじゃないよ。
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