Antônio Carlos Jobim
出典:http://www.cei.santacruz.g12.br/~multi_trabalhos/bossanov/jobim.html

絵本、しかもクルマの絵本紹介のブログなのに、ブラジルネタばかりで恐縮です。サッカーとブラジル音楽が大好きなので。本日のお題はアントニオ・カルロス・ジョビン。20世紀のブラジル音楽界が生んだ巨星にして、ボサノヴァを創った男。世界で最も美しい曲を書いたコンポーザーの一人かもしれない。ブラジルでの祭りに乗じて、ここのところ毎日ブラジル音楽を聴いている。もちろん、このトム・ジョビンも然り。彼の数ある名曲の中で、ひょっとしたら一番好きかもしれない“Esperança Perdida”。邦訳は「失われた希望」。今朝のブラジルが重なった。

『ミネイランの悲劇(NHKのアナウンサーは惨劇と言っていたが)』、今日起きた出来事はサッカー史、いやブラジルの歴史に刻まれることだろう。私が朝目覚めた時は1-0でドイツが先制したばかり。家族も起きてきて、私も出勤の身支度をしていたわずか約10分の間に歴史的なワンサイドゲームとなろうとは予想だにしなかった。家庭内トトカルチョでブラジルに賭けていた息子は意気消沈。こんなつまらないゲームは見ないと大ブーイング。わかる、わかるよ。

通勤の車中で残りの試合を聴いていた私。ドイツの優勝を賭けているので「5-4にするくらいの気迫を見せてくれ」と一時的にブラジル応援に回るも、ゲルマン人の容赦ない攻撃は続く。終わってみれば7-1の嘘のようなスコア。せめて完封されなかっただけ恥の上塗りにならなかったということか。W杯のトーナメントマッチでは最多失点記録なのだそうだ。

今大会の決勝Tがいずれも手に汗握る好ゲームの連続だったので非常に残念な内容である。ここまでのブラジルの試合は、安易なパスミスが目立っていたので優勝は厳しいかなと思って観ていた。なんとか精神力で勝ち上がって来たなという印象だったが...。その精神的支柱であったエースのネイマール、キャプテンのDFチアゴシウヴァを欠き、優勝5回のセレソンをしてもW杯開催国というプレッシャーに押し潰されたということなのだろうか。

ベロオリゾンテの悲劇
ミネイランの悲劇[1]

出場していたとしても、今のドイツの勢いは止められなかったと思うが、ネイマールが欠場していたことで、彼のサッカー人生に傷は付かない。彼がいれば優勝できたと、逆にもしも伝説となるに違いない。やはりある意味、この22歳の青年は持っている。どう転んでもドラマの主人公になる男なのだ。一方でコロンビアのスニガは本当に自分の身を案じた方が良い。再びコロンビア選手の悲劇が繰り返されないことを祈るのみだ。

話は戻って、再びジョビン。冒頭の「失われた希望」、訳詞はここを参照されたし。ビリー・ブランコの詩が重い。別れた恋人にこう歌われたら…。こんなヘビー級の歌をジョビンの美しいコード進行でさらりと弾き語ってしまう。これがボサノヴァ。愛情は深いほど失ったときに長く引きずる。はかりえない希望を失ったブラジル国民は、立ち直るのに時間がかかりそうだ。

Esperança Perdida/I was just one more for you

I was just one more for you
You were the only for me
You were my bright shinning sun
My hope, my dream
My everything
The beautiful things of life
Lost all their meaning because
Because I just don't have you to love



楽しいこちらのジョビンも大好き。カリオカ、元気出せよ!


[参考・引用]
[1]ワールドカップ準決勝、ブラジルがドイツに1-7で歴史的大敗、The Huffington Post、2014年7月9日、
http://www.huffingtonpost.jp/2014/07/08/brazil-lose_n_5568681.html?utm_hp_ref=mostpopular







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