スペインサッカー

歴史的大敗

とうとう始まってしもうた。開幕試合ブラジルークロアチア戦も朝早くから家族と観戦。決めるべき人が決めた試合になったが、ダメ押しとなるオスカルの3点目は技ありの1点。トーキックでコーナーギリギリにコントロールするのは至難の業。流石です。そして今朝も4時半に起床した時は1-0でスペインが先制したばかり。この時はまさか一方的な試合結果になるとは予想もしていなかったので、前回南ア大会でオランダに賭け、いやオランダを優勝国と予想した私としては溜飲を下げた一戦だった(青地にオレンジ文字のオランダアウェイユニフォーム、かっけー)。流れを変えたファンペルシーのダイビングヘッドは、今大会のベストゴール10傑に多分入るでしょ。でもスペインサッカー協会公認のスクールに息子が通っていることを考えると、複雑な気持ちでもある。

ネット上のコメントを見るとスペインのポゼッションサッカーに対するオランダのカウンターサッカーの勝利とか、ポゼッションサッカーの終焉とか、アンチスペインサッカーが多いのかスペイン型サッカースタイルを否定する論調が急増しているように見える。ポゼッション(遅攻)とは守備の体制の整った相手を崩して攻め込む方法。一方カウンター(速攻)は相手の守備の体制が整わないうちに攻め込む方法。サッカーの戦術を攻撃方法で分類した用語である[1]。確かにオランダの得点はカウンターを仕掛けて奪ったものが多かったが、随所で見られた彼らの速いパス回しで切れ込む攻撃も、スペインのお株を奪うほど華麗なものだった。

TEAM STYLE

昼間は息子のサッカースクールへ付き添いだったが、なでしこの大儀見選手とニアミスしたレストハウスで見つけたフリーペーパーをパラパラめくっていると中に興味深い分析データが掲載されていた。世界のサッカーにおける様々な試合中のデータを収集分析しているアナリスト・庄司悟氏の示した相関図である(上図)。前回のW杯出場チームを走行距離の長さとパス本数の多さで分類したものだ。右下のグループはパス1本に対する走行距離が短い、効率的なポゼッション型。左上のグループは走行距離が多くパス本数の少ない、汗かき型、カウンター型のチームといえる[2]。理系出身でサッカーには素人の私は、こういうデータ分析を見せられると妙に納得してしまう。ポゼッション型はいわゆる強豪と言われるナショナルチームが多数で、ブラジル、スペインは勿論のこと、オランダもデータ上はこのポゼッション型に位置づけられる。ポゼッション型を目指していると言われる我が日本代表はダントツでカウンター型。カウンター型チームの強豪といえば、今大会も前評判の高いウルグアイだ。

4年前のデータを元にしているので、必ずしも現在のチーム状態を示すものではないのかもしれないが、庄司氏は国のスタイルは4年で大きく変わることは少ないと述べている[2]。ザック体制になって日本も多少右下にシフトしているかもしれないが、現在でも左上のグループに変わりはないのかな。高いスピードとシュート力を有するスアレスのようなFWがいればカウンター型は十分機能するのだろうが(もちろんそのFWにピンポイントで正確なパスを出せる選手がいるのが前提だ)、体格・体力共に劣り、決定力のあるストライカーを有しない日本は、やはりポゼッション型を目指すしかないのだと思う。

素人の戯言を言わしてもらえれば、サッカーの基本・醍醐味はやはり華麗なパス回しで相手を切り崩すスタイルだと思う。その基本が出来た上で、カウンター攻撃で裏をかく。ポゼッション型、カウンター型のどちらか一方が良いというのではなく、要は両者のバランスだ。今日のオランダはこのバランスが絶妙だった。上記のデータでみると、スペインの次回対戦相手チリはこの中間のスタイル。悪く言えば特徴のない、良く言えば非常にパランスの良いチームなのかもしれない。残り2試合に負けられなくなったスペインにとっては脅威だ。日韓大会でのフランスのように、このまま前回覇者のスペインが予選リーグで落ちるのはやはり見たくない。次戦以降は再び華麗な足さばきを披露してもらいたいし、是非、決勝トーナメントでブラジルとのガチな勝負を見てみたいものだ。

朝から録画しておいたスペインーオランダ戦を観てしっかりイメトレをした息子。我が家はみな影響を受けやすいのか、本日のミニゲームは絶好調の2得点。さあ、明日は日本初戦。ただただ今回のスペインのようにならないことを祈るばかりだ。

ところで私の今回の優勝国予想はドイツです。にわかサッカーファン家族の祭りは続く。

[参考・引用]
[1]カウンター、サッカーの戦術・技術を考えるサイト、
http://soccerreview.web.fc2.com/counter.html
[2]特集ワールドカップ2014~“世界”から何を学ぶか~、Spike! Vol.38、イースリー、2014
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[ 2014/06/14 23:48 ] sports/スポーツ | TB(0) | CM(0)

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