クリスマスピラミッド

クリスマスピラミッド

21日は地球の終末を迎えることなく、マヤ暦でいうまた新しい1,872,000日(≒5,125年)がスタートした。それにしても何で根も葉もないデマに大騒ぎしてしまうのだろう?怪しい宗教や詐欺師の思う壺だっていうのに。一方、グレゴリオ暦の新しいスタートまであと1週間。その暦の紀元、イエスの誕生を祝うクリスマスが今年もいよいよやって来た。キリスト教徒でもない我が家にとっても楽しみな一日。特に子供たちには待ち遠しかった一大イベントだ。残念なことに本日私は出勤日であったが(涙)、その特別な日には毎年、押入れから引っ張り出してくる貴重なクリスマスグッズがある。それが、クリスマスピラミッド(Die Weihnachtspyramide:聖夜のピラミッド)というものである。

クリスマスピラミッドは、聖書物語の登場人物や鉱山労働者の仕事ぶり(理由は後述)、あるいはクリスマス前の村の様子が小さな人形でていねいに組み込まれ、中央の回転軸の上に取り付けられたプロペラが、下から灯されるろうそくの上昇気流でゆっくりと回る木工細工のクリスマスツリーのようなものである[1]。

我が家のクリスマスピラミッド

その起源は、炭鉱で有名なドイツ・エルツ地方で鉱山労働者のクリスマス伝統行事に飾られた木工工芸品が始まりとされ、今ではドイツでクリスマスを楽しむ飾りとして親しまれている。記録に残る18世紀(1850年頃以降)に始まった当初は教会に欠かせない大きな階段式のものが、19世紀になるとエルツ地方の家庭でも自家製のものが飾られるようになった。20世紀に入ると販売を目的として工房での生産が始まった。現在では1段飾りが普通となったが、以前は3段~7段といった大型のものもよく作られていたそうだ[1][2]。我が家にあるのは、’70年代に義父の仕事で嫁の家族がドイツに滞在していた頃購入したもので、メーカはわからないが、4段式の結構大型で(高さは58cmある)立派なものだ。

東方の三博士

下から1段目は新しい王(救世主)の誕生を予言した東方の三博士。

イエスと聖母マリア、羊飼い

2段目は馬小屋で生まれたイエスとマリア様。そしてお祝いをしている羊飼いたち。

天使ガブリエルのお告げ

3段目は羊飼いたちのところへ天使ガブリエルが舞い降りてきて、新しい王が生まれたこととその場に行ってお祝いをするよう告げている。

4段目は新しい王の誕生を祝福する天使たち。

キリスト教信者であれば誰もが知っているキリスト降臨についての聖書の物語[3]がモチーフとなっている。

電気を消して、ろうそくを灯すと、静かな部屋にはプロペラがゆっくりと回る音だけが響き、天井には走馬灯のように光と影が美しい模様を織りなす。信者でなくとも、何か荘厳な気持ちになる。まさに“Silent night, Holy night”の世界。マヤ暦であろうが太陽暦であろうが、新しいカレンダーの始まりで世知辛い世の中が少しでも良い方向に変化していくことを静かに祈りたい。

こういう時は賛美歌なんだろうけど、私の場合はやはりTake6なんだよなあ。


[参考・引用]
[1]クリスマス・ピラミッド、ドイツの伝統的なクリスマス、ケーテ・ウォルファルトの世界へようこそ、
http://www.wohlfahrt.jp/56-0-weihnachtspyramiden
[2]クリスマス ピラミッド、エルツ専門店ヴァルト、
http://www.hatodokei.com/pyramid.html
[3]Nativity (キリスト降誕物語)、イギリスの学校、2011年12月15日、
http://igirisunogakko.blog98.fc2.com/blog-entry-83.html
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[ 2012/12/24 20:23 ] favorites/MONO | TB(0) | CM(0)

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