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楽しいクルマ絵本の世界/エンスーのためのクルマ絵本ライブラリー

三菱みなとみらい技術館  

H-Ⅱロケット

暑さ寒さも彼岸までというが、昨日はどんより曇天、今日も朝から雨模様と気温も下がり、ずいぶん秋らしい陽気となった。と思ったら、明日からまた暑さが戻るらしい。もうすぐ10月というのに恐るべし残暑。秋分の日の祝日に妻と娘の女子組は用事があって朝から横浜へお出かけ。それならばと、息子と私の男子組も午後から横浜みなとみらい地区で時間を潰すことにした。遊び場に選んだ先は、三菱みなとみらい技術館。以前から私が気になっていたスポットで、これが想像以上にお得な場所だった。

そこは三菱重工業㈱がメセナ活動の一環として運営する企業博物館である。財閥系の三菱だし、博物館というと非常にお堅いイメージがあるが、三菱重工お得意の重厚長大ハード技術、すなわち航空宇宙、海洋、交通・輸送、環境・エネルギーなど様々な分野におけるテクノロジーを子供でもわかりやすく楽しめるソフトな体験学習型教育施設といった作りになっている。これらの技術を具現化したものは、必然的にロケットや航空機、船舶など非日常的な乗り物が多くなるので、特に男の子やパパ族にはたまらない(さすがに戦車はありませんでしたが)。

LE-7エンジン
日本初の第1段用大型液体燃料エンジンLE-7

1階は主に陸・海・空の技術ゾーンである。H-Ⅱロケットや国際宇宙ステーションISSの日本実験棟「きぼう」、小型ジェット旅客機MRJ(YS-11以来の国産旅客機)、しんかい6500やトラムなどが展示紹介されている。ロビーに展示されていたH-Ⅱロケットの模型を前に、両側の小さい固体補助ロケットブースターは昔日産自動車が作っていたんだよと(現在は日産の宇宙航空事業部門が分離され設立されたIHIエアロスペース社製)、息子には関心のないトリビアなクルマネタを披露しながら中へ。航空宇宙ゾーンには、三菱が世界に誇るH-Ⅱロケットのメインエンジン、純国産の液体燃料ロケットエンジン「LE-7」と「LE-7A」が鎮座していた。本物である。学生時代、衝撃波の研究をしていたのでロケット開発にも憧れていた私にとっては感動ものの一品であった。

宇宙へ飛び出す
横浜から宇宙へ上昇する映像。自分が本当に飛んでいるようで面白い。

海洋ゾーンには、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が所有する大深度有人潜水調査船「しんかい6500」の模型も展示されていた。「しんかい6500」は私が住む横須賀にゆかりのある乗り物。JAMSTECは以前我が家が住んでいた横須賀市追浜にある日本の海洋研究開発の拠点である。毎年、施設が一般公開されていて、この「しんかい6500」の見学会も開催されているが、実物大を見るのは初めて。意外に小さいという印象。私が大学で資源開発工学を専攻したのは、そもそもマンガンノジュールといった深海底資源開発に関心があったためで、こちらも非常に興味深い乗り物だった。

しんかい6500模型 しんかい6500操縦室
(左)しんかい6500の実物大模型(右)球形の圧力隔壁に囲まれた操縦室

2階は主に環境・エネルギーゾーンで、電気自動車や燃料電池、火力、風力、原子力などの発電の仕組みを紹介。入場時に配布される「エントリーカード」を使って各エリアを回ることで、地球環境問題やエネルギーとの関係が学べ、集めたポイントで地球環境を改善するといった遊びができるようになっている。原子力発電所の内部をバーチャルで見学できる体験コーナーもあって、原子力は「クリーンなエネルギー」という紹介に苦笑いしながら、事故を起こした原子力発電所の構造を改めて親子で勉強した。批判するにもまず現実を知ることだ。このゾーンは私が大学で学んだ学問に大いに関係する。今の職場にも関係が深い。息子を遊ばせるために訪れたはずのこのミュージアムには、奇しくも小生の青春時代の学問興味を想起させる見世物がいっぱい。三菱重工に就職すればよかったか?そういえば、大学研究室の恩師は三菱重工のエンジニア出身であった。

ユーザインターフェースも楽しい
ユーザインターフェースも楽しい

さて、肝心の息子は楽しめたのだろうか。2階のトライアルスクエアというところには、予約制で乗り物の設計や製作をバーチャルに体験できる施設があったり、ヘリコプターのフライトシュミレーター体験などもできるのだが、来館した時間が少し遅かったので今回はパス。また、その他のエリアにも様々な模擬操縦ができるコーナーがあったが、大半が行列でほとんどトライできず。しかし、このミュージアムでは各所で最先端のユーザインターフェース技術が駆使されていて、IT技術には全く抵抗のない最近の子供たちが楽しみながら展示物や情報にインタラクティブにアクセスできるよう工夫をしている。規模は小さいが、そのオモシロ度は上野の国立科学博物館に勝るとも劣らないなかなかのものだ。愚息もその罠にハマったようでずいぶん楽しんでいた(小3の小僧に技術内容がちゃんと理解できたかどうかは定かでないが)。あっという間に過ぎた2時間ほどの見学ではまだまだ物足りないご様子。ただ帰りも遅くなるし、体験していない遊びもたくさん残っているので、また来ようと約束をした。名前を登録した「エントリーカード」は次回以降も使えるようだし。なんといっても大人300円、小学生100円の入場料は非常にコストパフォーマンスが高く、大満足で家路についた息子と私。おすすめです。

三菱みなとみらい技術館
http://www.mhi.co.jp/museum/
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Posted on 2012/09/23 Sun. 15:46 [edit]

category: vehicles/のりもの

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