クルマノエホン livres d'images de voitures

楽しいクルマ絵本の世界/エンスーのためのクルマ絵本ライブラリー

水彩展TOUR EIFFEL  

溝呂木陽 水彩展 TOUR EIFFEL

昨日久しぶりに原宿に出かける。時々ブログを訪問しているイラストレーター、溝呂木陽氏の水彩展を見に行くためだ。世の中にクルマを愛して止まない御仁は多々おられるが、溝呂木氏もそういう方のお一人だ。もちろん彼のクルマの絵本作品「ミゾロギアキラのあそべるガレージ」も既に紹介済み。自動車イラストの世界では非常に有名な方であるし、素敵な絵を描かれるので一度個展に足を延ばそうと毎年思っていて、でもなかなか機会がなかった。先日ふと彼のブログを覗くと、19日まで個展を開催、ご本人も毎日在廊されるとのこと。直接会ってお話も伺いたいし、これは行かねばならぬと、仕事を午前中で切り上げ、いかにもリーマン姿の五十路オヤジには場違いな原宿、ペーターズ&ギャラリーへと向かった。

溝呂木陽 水彩展 TOUR EIFFEL:
http://www.paters.co.jp/schedule/2012/20120914.html

ギャラリーに到着をした時には既に先客とご歓談中で、しばらく展示された作品を鑑賞する。ミゾロギ氏のもう一つの創作活動、クルマの模型作品もたくさん並べられていた。ほどなくして彼と挨拶を交わし、約1時間ほど画廊にお邪魔させていただいた。

ミゾロギ作品:2CV ミゾロギ作品:キャトル
素敵だなあ(左は2CV、右はキャトル)

展示作品のほとんどはパリを背景にスケッチされたもの。まだ見ぬパリは本当に絵になる街である。キャトルやデュシェ(2CV)のシルエットは、やはりパリの街角にマッチする。黄昏時(夜の9時くらいの風景だそうです)の黒っぽいチンクも渋いですなあ。

ミゾロギ作品:アミその1 ミゾロギ作品:アミその2
アミ8のブルーが美しい

私が一番気に入ったのはこの淡いブルーのシトロエン・アミ8の作品。写真ではなかなかわからないかもしれないが、道路のブルーとこのアミの美しい水色(コバルト・ブルー?)は同系色なのだがお互い打ち消し合うことなく、この微妙な色合いの違いが逆に主人公アミを引き立てている。アミのプロポーションも良いのだろう。背景には赤い枠の中にトイ・ストーリーのポスターが描かれているのだが、それとの対比も面白い。パリといえども現代ではこのような旧車を市内で見かけることは極めて少ないのだそうだ。たくさんのスケッチを残されているのだが、美モデルを探すのがひと苦労らしい。

ギャラリーで
溝呂木陽さん(右)と田邉光則さん(左)

溝呂木さんとお話をしていると、来場されていたもう一人の画伯を紹介された。田邉光則さんという方だ。彼の作品(油絵)パンフを見せていただいて驚いた。やはり彼のブログで紹介されていて、気になっていたクリエーターの方だった。素敵なアーティストの方がたくさんいらっしゃいますね。
http://mizorogi.blogzine.jp/modelers/2012/07/post_1c97.html

今回個展にお邪魔したもう一つの目的として、美術の道に進もうと考え始めた娘の進路についても、少しご指南いただこうと思っていたのだ。創作の世界が好きだとはいえ、我々芸術に縁のない夫婦には娘の才能評価もできないし、彼女の通う美術予備校以外、その方面に詳しいアドバイスを請えるような親戚・友知人が一人もいない。これも何かの縁、あつかましくも是非第一線でご活躍されているプロフェッショナルの方のご意見を伺いたいと思った訳だ。今回、直接娘の作品を観ていただこうと、以前拙ブログでも紹介した彼女が予備校の課題で作成したクルマの絵本を持参した。素人作品にも関わらず貴重なご意見と「是非バックアップをしてあげてください」と暖かいアドバイスをいただいた。わざわざブログやFacebookにも紹介していただいて恐縮至極。しばらくは静かに子供の成長を見守ってやろうと思う。お金もかかりそうだが、少し覚悟ができたし、私も娘もモチベーションUPにつながった。

息子さんの作品1 息子さんの作品2
末はお父さんの跡を継ぐ?ご子息の作品

ところで、水彩画展には溝呂木氏のお子さんの作品も展示されていた。4歳になる息子さんの描いたクルマの絵。ルノーやパナール、アルファなど年少さんとは思えないモチーフの選択と描写力。彼は最近BSで放送された石原裕次郎主演『栄光への5000キロ』(※)というサファリラリー映画の録画を食い入るように見ているということで恐るべしエンスーの卵。また、iPadで小1の娘さんが一人で作成されたという絵本コンテンツを見せてもらってまたまた感心(写真を撮っておけばよかった)。ストーリーの創作力といい、挿絵の表現力といい豊かな才能の片鱗をのぞかせる。さすが蛙の子は蛙。ミゾロギさんのお子さんも非常にクリエイティブであった。子供たちの創造性、順応性には本当に驚かされるが、こういうガジェットがあれば、うちの子供たちも釘付けだろうなと、紙に描く絵とはまた違ったiPadの教育ツールとしての可能性も感じた次第。また欲しいものが増えてしまった。画伯の作品も私の稼ぎがよければ買いたいところだが(買ったところで拙宅には飾れる洒落たスペースもないのだが)、しばらくは子供の教育費と絵本、そして少しの酒に私の薄給は消えそうだ。

私の仕事の世界であるエンジニアリングな話ではなく、今回のようなアーティスティックな刺激や交流もたまにはいいものである。溝呂木さん、本当にありがとうございました。そのうちまた是非。今度は家族を連れて参ります。

(※)本作や『黒部の太陽』など裕次郎作品は「TVやビデオでなく大画面で観るべき作品である」という故人の遺志により、長らくソフト化やテレビ放映が実現されなかった。ところが、2012年3月にNHK-BSで放映(見損なった!)、2013年夏には「黒部」も含めて本作がBD&DVD化されるとの朗報が発表された。私は間違いなく買いである。

ミゾロギ作品:チンクエチェント
渋いぜチンク
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Posted on 2012/09/20 Thu. 21:35 [edit]

category: art/アート

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