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楽しいクルマ絵本の世界/エンスーのためのクルマ絵本ライブラリー

一場の春夢  

Whitney Houston

あまりにもベタなネタになるけれど、ホイットニー・ヒューストンが亡くなったことで私が思い出したこと。インタビューを受けていたある芸能人も、「私が最初にお金を溜めて買ったアルバムが・・・」と答えていたが、私が最初に買ったCDの一枚が彼女のデビューアルバム”そよ風の贈り物(原題:Whitney Houston)”だった(写真は日本版オリジナルのジャケットで、スタイル抜群、白い水着のジャケを買うのはちょっと気恥ずかしかった)。

SONYとフィリップスが共同開発したコンパクトディスクが初めて販売されたのが1982年。SONYが5万円を切るポータブルCDプレーヤーを発売し、CDの普及に拍車がかかったのが1984年[1]。私がちょうど大学3年生の頃で、クラシック好きの父がこの時期にSONYのCDプレーヤーを購入した。大学の生協でもCDのソフトが売られ始め、実家で聴こうと早速買ったのが、’85年のデビュー作にして大ベストセラーとなったこのアルバムだった。私にしては直球すぎる選択であったが、CDソフトも出始めたばかりで売れ筋のものしかなかった時代だったし、音楽シーンは彼女一色。それでも楽曲も彼女の歌声も本当に素晴らしかった。CD黎明期のアルバムなので今と比べればと音質は今いちかもしれないが、とにかくホイットニーもCDも当時の流行の最先端だった。合コンで「ホイットニーのCD持ってるんだけど」なんて恥ずかしい会話もしてたなあ。

LP&カセットテープ世代の我々にとっては、音質の劣化しないCDの時代は未来永劫と思っていたが、こんなにも早くiTuneをはじめとする音楽ネット配信に駆逐されるとは予想も出来なかった。SONYの盛田会長(当時)とも親交のあったカラヤンがSONYのCD技術を大絶賛していたのも今は昔。そのSONYもあの頃の勢いはなく、長期低迷したままだ。

ディオンヌ・ワーウィックを叔母に持ち、鮮烈なデビューを果たした歌姫は、彼女に群がる数々の誘惑に負けたのだろう、その後酒とドラッグに溺れ、身も心もボロボロになった。かつての美声・名声が再び戻ってくることはなかった。私の中でもいつしか彼女は遠い過去の人になっていた。悲しいかな、彼女のことが記憶に甦ったのは、彼女の死の報を聞いてからだ。48歳、僕とほぼ同じ世代。

久しぶりに少し色褪せた”そよ風の贈り物”を取り出して、16ビットの最初期デジタル音源を車の中で聴いてみる。なんだかまた一つ時代が終わったな。短い溜息が漏れた。

本当に、
All at once,
I'm realizing that Your not coming back.Amen.


[参考・引用]
[1]コンパクトディスク、Wikipedia、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF
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Posted on 2012/02/15 Wed. 20:00 [edit]

category: music/音楽

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