2012東京藝術大学卒業・修了作品展

日曜日は朝も早よから家族全員で東京は上野へ繰り出す。娘が通う美大予備校で、東京芸術大学の第60回卒業・修了作品展を見学するツアーが組まれたからだ。娘が将来、ある意味東大に入るより難しい芸大に進むことは万が一つにもないことだが、日本最高峰の芸術系大学の卒業生がどのような作品を創作しているのかを見ておくことは、後学のためにも悪いことではなかろう。それよりも工学部(資源開発工学)出の父と家政学部(被服生理学)出の母が、これまでの人生において全く接点のなかった“藝大”という未踏の領域に興味津々。家族も参加可ということで、これまた芸大生の作品なんて理解不能に違いない小2の愚息も連れていそいそと出かけた訳である。

今年の作品展は芸大キャンパスで行われたのだが、これは珍しいことなのだそうだ。例年近くの東京都美術館で開催されるのだが、現在リニューアル改装中なので今回はキャンパス内開催ということらしい。学内で卒制を見られるまたとないチャンスとなった。

東京藝術大学
東京藝術大学

朝一の開館と同時に国立科学博物館を見学し一時退館、ツアーメンバーと合流して芸大キャンパスへ。大学美術館での展示を見て、私と息子は科学博物館へ戻る。娘と嫁はそのままツアーに参加した。彼女たちも一通り見終わって、ツアーを早めに切り上げて我々と再合流。娘は特にデザイン系の作品に興味を持ったようだが、嫁共々とにかく疲れ果てた様子。博物館の男組は私がたいそう疲れた。「クーロンのねじばかりって何なの?」とか、苦手だった化学を思い出す「モル(mol)って何?」といった息子の突っ込みに「・・・」の連続だったのに加え(サイエンスをもうちょっと勉強せなあかんなあ)、現在は屍となった動物の骨や剥製を見ていると、生きていた当時の魂が未だに宿っているような、何か強力なエネルギーを浴びせられているようでかなり体力を消耗した。

国立科学博物館
国立科学博物館

先日子供たちの作品が展示された地元の児童生徒造形作品展を見に、横須賀市美術館へ行った際にも妻と共感したことなのだが、子供といえども芸術作品には作者の強い生命力が溢れ出ており、見る側もそれに対峙するつもりで見ないと、そのパワーに圧倒されると感じた。だから(長時間歩くことを差し引いても)芸術作品を見るのには体力を要するし、見た後には心身ともに疲弊するのである。

芸大生の作品にもそこそこ興味を示し、赤ん坊の頃に来て以来、実質上初めての科学博物館がそれ以上にお気に召した息子だけが元気満々で家路についた。奴だけは底なしのパワーを持っているようだ。

山手線にカングーが!
山手線にカングーが!

帰りの山手線車内でぐったりしていた娘が突然「カングーだ!」と大声を。振返ってみると、山手線の進行方向と反対にカングーが走っているではないか、いや反対周りの山手線の車体に新型カングーが描かれていたのだった(写真は撮れなかったのでルノージャポンのブログより引用)。電車の側面に描かれた自動車の広告は初めて見た。ルノージャポンの粋な計らいで、カングー仕様は2編成あるという。マイナーともいえるルノー広告をJR東日本はよくOKしたものだ。カングー君、ずいぶんと市民権を得てきたな。2月14日までの期間限定らしく、最後にクルマニアな広告アートも見物できて充実の一日でした。
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