リンゴ、落ちる

Steven Paul Jobs

Steven Paul Jobs氏が波乱万丈の人生に幕を下ろした。56歳は若すぎるだろ。

90年代は仕事でずいぶんMacPCを使わせてもらった。学生時代、パソコンはMS-DOSのコマンド入力で処理をしていた世代にとって、Macのアイコンをマウスでコピー&ペースト、ドラッグ&ドロップする処理は、直感的で革新的な使いやすさだった。パソコンを技術屋(専門家)の道具から大衆に引きずり下ろした男。
Appleの技術は決してオリジナルではない。iPodもその基本コンセプトはSONYウォークマンだし、iPadのタッチパネルもゼロックスの開発したものだ。でもJobs's Appleのすごいところは、技術をモノに落とすだけにとどまらず、コトに落としたところに独創性があることだ。日本の会社は技術を製品化する課題解決力は優れるが、その製品をどう使うか、使わせるかといった価値創造力に乏しい。私の職場(研究所)でも昔は性能(performance)が問われていたが、今はそれ以上に価値(value)が問われる。ユーザーが嬉しくなるコトは何だと。企業の研究開発の評価法を変えさせたのもAppleの登場が大きかったに違いない。またその製品のすばらしさを人々に説得するプレゼン力に長けた人がJobsであった。これらが彼が単なるIT商品の革命児ではなく、ライフスタイル、企業経営の革命児たる所以である。

iPod shuffle:我が家のApple第1号 

今我が家にはMacパソコンもなければiPad、iPhone もない。先日、娘がママの妹からiPod Shuffleを譲り受けたので、やっと我が家もAppleユーザーに仲間入りしたばかりのIT家電音痴一家だが、それでもApple=Jobsはやはり特別な存在だった。

彼の有名なスタンフォード大学の卒業式での名スピーチを改めて読み直した。
”Don't settle.”(落ち着いてはいけない。)
この歳になってだんだん新しいことへのチャレンジ精神が薄れてきた小生にとっては、ドキリとする言葉である。
”Stay hungry, Stay foolish.”(ハングリーであれ、バカであれ)
この言葉どおりに人生を貪欲に楽しんで駆け抜けていった。合掌。

スティーブ・ジョブズの感動スピーチ(翻訳)字幕動画:
http://sago.livedoor.biz/archives/50251034.html
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[ 2011/10/07 23:02 ] favorites/MONO | TB(0) | CM(3)

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[ 2011/10/11 13:49 ] [ 編集 ]

feeling

日本人に関する '有ること' と '無いこと'。

感性があって、理性がない。
感想を述べるが、理想を語らない。

現実の内容はあるが、考え (非現実) の内容はない。
事実は受け入れるが、真理は受け入れない。

実学 (技術) は盛んであるが、哲学は難しい。
実社会の修復はあるが、理想社会の建設はない。

現実の世界は信頼するが、非現実の世界は信じない。
現実の内容を再現すれば、それは模倣である。
考え (非現実) の内容を実現 (現実化) すれば、それは創造である。
模倣力はあるが、創造力がない。

「今ある姿」を語るが、「あるべき姿」は語らない。
私語・小言は好むが、公言・宣言は好まない。
歌詠みは多いが、哲学者は少ない。

丸暗記・受け売りの勉強はあるが、考える力・生きる力がない。
学歴はあるが、教養はない。
序列判断はあるが、理性判断はできない。

学歴は序列判断の為にあるが、教養は理性判断の為にある。
学歴社会というのは、序列社会の言い換えにすぎない。
序列順位の低いことが恥と考えられている。サムライ社会のようなものか。
理性がなくても「恥を知れ」(Shame on you!) と叱責を受けることのない恥の文化が存在する。

民の声を代弁する議員は多いが、政治哲学はない。
総論 (目的) には賛成するが、各論 (その手段) には反対する。

理想 (非現実) は、現実に合わないと言って受け付けない。
現実の内容を根拠にして、理想を捨てる。
意見は個人個人で異なる。だが、小異を挙げて、大同を捨てる。

恣意 (私意・我儘・身勝手) が有って、意思がない。
恣意の力 (大和魂) に期待をかけるが、意思の力は認めない。
意思決定は困難を極め、多大な時間を浪費する。

「個人の意見は通らない」と言うが、個人を選出する意味が理解できていない。
意思があれば、手段がある。意思がなければ、手段はない。

この国には、何でもあるが、ただ一つ夢 (希望) がない。
この国には、現実はあるが、非現実がない。
日本語には現実構文の内容だけがある。日本語脳は、片輪走行である。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
[ 2011/10/19 22:45 ] [ 編集 ]

数ある私語・小言の類ある中で、わざわざ小生の駄文ブログにコメントいただき感謝いたします。
リンク先がコメント者の著作なのか引用なのかは定かでありませんが、まことにおっしゃるとおりで自身を振り返ると耳の痛い言葉の数々、愛情の込もったお叱りと受け取りました。戯言のブログなので哲学もなく、受け売り多く、文章もあまり意識せずに書いていましたが、改めて読み返すと人称、時制の曖昧なこと。こういうことは会社でも自分の作った資料を英語に翻訳してみるとよくわかるのですが(だいたいそのままの文章では翻訳できませんね)、自分の日記やブログを英語で書いてみれば、日本人の思考力、文章力は格段に向上するのでしょう。私にはなかなかできないことですが。
リンク先にはいろいろと考えさせられることが書かれているので、じっくり読みたいと思います(難しそうですけど)。ありがとうございました。
[ 2011/10/20 08:47 ] [ 編集 ]

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