RUSH HOUR

RUSH HOUR

長かった夏休みも終わり、お父さんは再び朝5時半出勤の日常生活に戻っている。相変わらずの湘南渋滞にもうんざりだ。今年の夏休みも暑かった。こんな猛暑続きではできるだけ外出を控え、節電モードではあるものの適度にエアコンを効かした室内で過ごすに限る(我が家は30℃に設定.外気温が35℃以上なんだからこれでも十分快適)。しかし、家に滞在する時間が長ければやることも限られる。特に子どもたちの遊び探しには苦労する。私の休暇も終盤、息子があまりにも退屈そうにしているので、午前中まだ日差しもきつくない時間帯にセミ捕りに連れ出した。私にとっては何十年ぶりの体験。

私の少年時代の夏休みは、それこそ朝から晩まで虫捕りに興じていた。昔は酷暑といわれた日でもせいぜい32、3℃だったろうから、九州でも今ほど暑かった記憶がない。熱中症という言葉もあまり聞かなかった。でも最近の関東の夏は35℃が当たり前、小さい子供が長時間外で遊ぶには危険すぎる暑さだ(実際、虫捕りをする子供たちをあまり見かけない)。

さて、中年オヤジは昔(40年前)を思い出し、最初こそうまく捕まえられなかったが、次第にコツを取り戻す。なるべく息子には色々な種類のセミを見せたかったので、此処で鳴いている美しくも面白くもないアブラゼミは無視して、結局30分くらいでツクツクホウシ1匹(もう秋なんだなあ・・・)、ミンミンゼミ2匹(一応アブラも1匹)を捕獲。あとはクマゼミを残すだけとなった。

学名:Cryptotympana facialis ことクマゼミ([1]より)
Cryptotympana facialis ことクマゼミ([1]より)

私の故郷九州の夏といえば、セミの王様クマゼミ。朝からシャーシャーとうるさい鳴き声で起こされたものだ。もともと関東には少なく西日本に多く生息する種(逆にミンミンゼミは九州ではあまり見かけない)だが、ここ数年来の猛暑のせいか、こちらでもあの暑苦しい声をよく聞くようになった。是非息子にもこの黒く大きく美しいセミをじっくり見せてあげようと残りの時間はクマ1本に絞る。しかし賢いクマゼミが私の網にかかることはなかった。『捕れるもんなら捕ってみな』と言わんばかりに高く細い枝に止まるんだ、これが。それでも黒い巨体を遠目に観察できて息子も「でけえ!」。

捕獲されたセミたち
捕獲されたセミたち

完全に童心に返っていた私は、息子の夏休みの思い出作りだということを忘れていた。彼にもセミ捕りを経験させようと、無謀にもいきなり難易度の高いミンミンゼミに挑戦させた。ところがビギナーズラックというのか、彼はいとも簡単に捕獲してしまった。大満足の息子に虫かごを持ち帰らせ、セミたちをじっくり観察させて、実際に手で触らせた後に逃がしてあげた。長い地下生活から地上に出てきて1週間の命だもんな。それでもあのセミにそーっと近づく緊張感、捕まえたときのドキドキ感は、竿で魚を釣り上げた時の感覚と一緒で、一生忘れることはないだろう。そのうち魚釣りも教えてあげないとな。



さて愚息もセミ取りだけで満足するはずもないし、さりとて同じ町内に住む彼の従兄弟のように、炎天下の下、長時間サッカーに付き合う訳にもいかない。小4と小1の従兄弟たちは連日、朝9時から夕方6時まで学校の校庭でサッカーに興じている。弁当持参の筋金入りのクレイジーBOYSだ。用務員のおじさんも毎日黙々とサッカーを続ける彼らには呆れ返っているとのこと。我が子には体力ではなく、知力による遊びをということで探したのがコレ。「RUSH HOUR」というアメリカの有名なパズルゲームメーカー、Thinkfun社の提供するパズルゲームだ。

夏休みも終わって仕事が始まった世のお父さん、お母さん方は、再びRUSH HOURの中を通勤されていると思うが、このゲームのプロットは次のように書かれている。「今日は大切な約束の日!お気に入りの真っ赤なマイカーで出かけようとしたあなたはビックリ!昨日からマイカーをとめていた駐車場が大混雑になっています。さあ大変!なんとかしてこの混雑をくぐりぬけ、早く駐車場から脱出しないと大切な約束の時間に間に合いません。クルマを上手に交通整理して、早くこの駐車場を脱出しましょう!」。つまり駐車場に見立てたゲーム盤上に縦横に配置された長さの異なるクルマ(駒)を少しずつ動かし、赤いクルマを出口まで移動させるゲームである。

うーん、難しい
うーん、難しい

駐車場内は混雑しすぎているのでハンドルを切ることは出来ない。赤いクルマの進路を塞いでいる他のクルマを上下左右に動かすことで出口までの進路を作る。但し、クルマは前後にしかスライドできない制約がある(横方向のスライドはなし)。

これには子供たちもハマった。このゲームには40種類の出題カード(スタート時のクルマの配置が描かれている)があり、難易度も初級からエキスパート級までの4段階があるので、幅広い年齢層に対応している。さらに別売りの出題カードも加えれば、グランドマスター級と記された超難解のお題もある。これからの秋の夜長にもピッタリのパズルゲーム。極めてシンプルなルールであるが、とてもよく出来た優れものである。

[参考・引用]
[1]日本の生きもの図鑑、石戸忠・今泉忠明・監修、講談社、2001

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[ 2011/08/22 22:17 ] toys/おもちゃ | TB(0) | CM(0)

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