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えほんカーを被災地へ~3.11絵本プロジェクトいわて  

3.11絵本プロジェクトいわて

私の勤務先でいわき被災地支援へのボランティアが募集された。自分も何か役に立てないかと思いつつ、原発や余震も怖いしなあと躊躇していると、わずか数日で募集人員を超える数百名の応募があったそうだ。ちっちぇえなあ、俺。とにかく具体的なアクションを起こされる方には誠に頭が下がる。著名な絵本編集者である末盛千枝子さんもその一人だ。彼女の提案で被災地の子どもたちへ絵本を届けるプロジェクト、「3.11 絵本プロジェクトいわて」が立ち上がり、活動が続けられている。

絵本は既に約10万冊が寄贈され(現在は仕分け作業に追われているため、絵本の寄贈は少し控えた方がよいようだ)、その集まった絵本を被災地に届ける手段が次のステップとして重要な課題となっている。よくある大型の移動図書館では、車両の購入費やメンテナンス代がかかり、専属のドライバーも必要となるので、このようなボランティア活動には向いていない。それに大型車両だと、被災した地域に入るには機動性も悪い。こういう場合にはボランティアスタッフが気軽に運転でき、機動性の高い軽自動車型がよいとのこと。その車両の購入・製作資金として活動支援金の寄附が今は期待されている。まずは6台が目標。どこかの自動車メーカーが現物をポンと提供してくれないものだろうか。

http://www.ehonproject.org/iwate/ehon_car.html

このブログを立ち上げて、子どもだけなく全ての世代に生きる喜びや楽しみを与えてくれる絵本や児童書の魅力と力をそれなりに理解してきたつもりだし、何よりもこのブログのテーマであるクルマと絵本に関わる活動に、私としても微力ながら何か力添えができるのではないか。まずは薄給リーマンのできる範囲でわずかではあるが献金をさせていただいた。ご自身も阪神大震災の際にバイクに乗ってボランティア活動を続けられた経験のある衆院議員、田中康夫さんのインタビュー記事[1]によれば、具体的で即効性のある支援に関わりたいのであれば、被災者に届くのに数ヶ月かかる日本赤十字社に代表される義援金に寄附するより、目的をもって実際に活動する非営利組織(NPO) やボランティア団体に直接支援金を送ることを勧めておられる。被災者ではない人の手助けの形は、現地で体を動かす、活動の知恵を出す、資金を出すなど様々で、そこに「優劣の差はない」という彼の言葉も、私の中の目に見えないハードルを取っ払ってくれた。飲み代1回分を支援金に回すだけでも、何かの役に立てる。(勿論何から何まで自粛ムードの中、飲食業に金を落として経済を回すことも重要。そのうち飲みに行きますよ!)

あとは情報ネットワークの力を活用する。本活動は既にマスコミにも取り上げられているとはいえ、つい最近までの私のようにまだ知らない人も多いはず。たいした読者数も影響力もない私のブログとて、たまたまアクセスしたこの記事から活動支援の輪が広がるかもしれない。このブログがネットワークのノードの一つになればいい。何かの縁でこの駄文に触れられた方、少しでも絵本に興味をお持ちであれば協力してみませんか。

末盛千枝子
末盛千枝子

小生、恥ずかしながらこの活動の代表である末盛千枝子さんのことを、このプロジェクト情報を通じて初めて知った。絵本をテーマに取り上げながら全くの勉強不足である。末盛さんは岩手県盛岡出身の彫刻家、舟越保武氏の長女として東京で生まれる。幼少の頃、疎開地としても盛岡で暮したこともあり、彼女にとって父親の郷里である岩手県は第二の故郷といえる。大学卒業後に絵本の出版社に就職し、以後絵本の世界と深く関わってこられた。日本児童図書評議会(JBBY)副会長、国際児童図書評議会(IBBY)理事も歴任され、現在は岩手県八幡平市に居を移され、㈱すえもりブックス代表としてご活躍されている[2]。

今回の地震によって、多くの子どもたちも犠牲になった。また、避難先で大きな余震に怯える子どもたちの姿を映像で見てしまうと、少しでも心の平静を取り戻してもらうために、末盛さんは居ても立ってもいられなくなったのだろう。いつの時代も、艱難辛苦な時に人々は子どもたちの笑顔に救われた。長期戦覚悟の今回の大震災、彼らに生きる元気と勇気を与える一助になれば幸いである。

活動支援金の受付はこちら↓
http://www.ehonproject.org/iwate/contribution.html

[参考・引用]
[1]よそ者だから言えることもある、田中康夫、東日本大震災 私たちにできること、毎日新聞、2011年4月21日夕刊
[2]出版業界に輝く足跡、移住者メッセージ、いわて暮らし・田舎暮らしサポートセンター、
http://www.iwate-iju.jp/message/06
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Posted on 2011/04/23 Sat. 11:23 [edit]

category: bookshelves/本棚

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