そして・・・ありがとう

前回からの続き)とうとう緑缶を手離し、我が家に新しく迎え入れた仲間がこの日産エクストレイル。昨日半休をとって納車のため秦野にある販売店まで自ら赴いた。本来ならば、嬉しくって、楽しくってしょうがない一日になるはずが、超ブルーな気持ちに・・・。理由は後述するとして、彼女の購入に至った経緯を少しお話しよう。

前車カングーが10万キロを越えた辺りから調子が悪かったことは既出のとおり。それでも7月に車検を通したばかりだったし、だまし騙しで年末くらいから買い替えを考え始めようと思っていた。そんな10月のある休日、家族で買い物に出かけた道中で、茶色、いやチョコレート色のエクストレイルを見つけた。エクストレイルは、ちょうど7月にマイナーチェンジをしたばかりで、過去に「クリーンディーゼル」でも紹介したように、もともと気になっていたクルマの一台だ。フロントは少し厳つい感じにフェイスリフトしたが、待ち望まれたクリーンディーゼルのAT仕様もラインナップに加えられ、販売も好調のようである[1]。

エクストレイル_2010マイチェンモデル 初代旧モデルT30型
(左)エクストレイルT31型_2010マイチェンモデル(右)初代旧モデルT30型

カングーと同様に積載性は問題なし、2列シートで割り切った道具感を前面に出したシンプルなコンセプトはカングーに共通するものがある。最近流行りの無駄な曲面を多用した個人的には生理的に受け入れ難いエクステリアデザインとは一線を画し、旧モデル(T30型)を踏襲したスクエアなデザインも気に入っていた。’07年のモデルチェンジ時には旧モデルとほとんど見分けが付かないといったネガティブ評価もあったデザインだが機能は充実、僕は正常進化だと好意的に受け取っている。

とはいえ、手頃な値付けだった旧モデルに対して割高感が増したことは否定できなかったし、興味のあったクリーンディーゼル仕様はデフォルトで300万超、オプション追加や諸経費も含めれば350万以上はすると考えられ、とても我が家の経済状況では難しい選択枝だった。それでも、中古のガソリン車であれば何とかなるかもしれないと、少しずつ情報を集め始めていた。そんなときにこの色のエクストレイルに出会ったのである。

妻「この色いいじゃない。この色だったら考えてもいいかも。」(おっ、これはチャンスかも)
私「こんな色あったかなあ。マイナーチェンジで新しく出た色かもしれない。」と、フロントフェイスを確認すると、マイナー前のモデル。早速家に帰ってネットで調べてみると、マイナー前のプリマイナー('09年12月)で設定された新色アイアングレーであった。マイナー後は廃止になっているので、投入期間も短くレアな存在になっているようだ。グレーというくらいだから錆色を想定しているのかもしれないが、小豆色というかショコラブラウンのようなシックな色合い、とにかく夫婦2人にはこの色と希少性が刺さった。

妻からの「いい加減歳なんだから、年相応の落ち着いた色にしたら」というアドバイスも後押しになって、中古車情報を探しまくる。すると、秦野にある中古販売店で程度のよいものが約200万とある。予算ギリギリである。すぐに電話をかけて確認したのだがタッチの差で売約済みになっていた。でもディーラーの方に調べていただいて、横浜に同様な物件があることがわかった。数日後、販売員の方がわざわざ横須賀までこの車を持ってきて下さって、現物確認と試乗をして注文に至ったというわけ。走行距離約500km、日産のワンオーナーのみで展示車・試乗車用に使っていた、いわゆる新古車である。勿論4WDの2L-CVTモデル20Xtt、ナビも付いてほぼフル装備を新車でこの値段では到底買うことはできない(決して安くはないのだけどね)。ゼロ査定覚悟の7年もの10万キロのカングーは、結局5万で引き取ってくれた。

車が大きくなることと(対カングーで全長580mm増、全幅113mm増)、まだ子供も小さいのでスライドドアからヒンジドアへの移行も若干気になったが、これからの5年10年は、子ども達も小学生から高校生までの成長期。キャンプやスキーといったお出かけ先でのアクティビティも活発になるだろうし、少々大きくてもパワーのある方がよい。以前にも問題提起した「後席中央3点式シートベルト」はこのモデルでは標準装備ではないものの(※)、子供も大きくなったし座り方の変更でなんとかなるだろう。

さて、納車も1週間を切った先週末から、いよいよカングーの調子が末期的症状になった。車中で新しいクルマのことを話したり、嫁が言い放った「このキチガイ緑のカングーは・・・(オールB型キチガイ一家に相応しいという愛情表現だったのだが)」の一言が彼女のご機嫌を損ねたのか、エンジンが毎日のようにかからなくなる。日曜日には、自宅駐車場に入れようとバックに入れた途端エンストしてしまい、何度やっても復活せず。仕方なく家族全員で押して駐車枠に入れるという情けない状況になってしまった。やはりクルマには感情が宿っているのであろうか。その後はなんとか動いたけれど、いつ止まるかもしれないと毎日ドキドキしながら1週間を過ごした。

緑缶よ、ありがとう
緑缶よ、ありがとう

そして昨日、緑缶もなんとか動いてくれて無事車両受け渡しが完了した。総走行距離は109,732km。その帰り道、初めて使うナビの機能を確認するために、全く知らない道を使って帰路に付く。「右方向に進みます」という案内に、間違って右折してしまったのが運のツキ。当初の設定ルートと違う狭い旧道を走行することになった。でもナビもあるし心配無用。新車なので速度は抑えていたつもりだったが、ウキウキ気分と排気量600ccアップの爽快感に想定以上のスピードが出ていたようだ。西日でメーターもよく見えなかったことも不幸が重なった。対向車のパッシングにも警告のありがたいサインであったことに気づかず、しばらくすると私の行く手に立ちはだかるあの青い制服のお姿が。捕まった!法定速度40kmのところを20kmオーバーで減点2点、反則金1万5千円也。APECやオバマ大統領の鎌倉訪問を控え、県内にはポリ公がウヨウヨしていることにも注意を払うべきだった。最悪である。カングーの呪いなのか?安く上げようと引き取り納車にしたのが、結局高くついてしまった。その後の帰宅までの私の精神状態はご想像のとおりである。

レアアースX
新しい"レアアースX"

ということで、出足からつまずいたものの、この“レアアースX”(土色のアースカラーで希少性が高いX-Trailという意味で名づけたのだが、会社の先輩からは泥色と揶揄されてしまった)との新しい生活がいよいよ始まった。

(※)オプション設定はあるようだ。ちなみにマイナーチェンジ後は全席3点式が標準装備に変更されている。タッチの差だった。この件については、改めて取り上げてみたいと思う。

[参考・引用]
[1]日産 新型エクストレイルが好調、受注台数の35%がクリーンディーゼル車、2010年8月20日、環境ビジネス.jp、
http://www.kankyo-business.jp/news2010/20100820b.html
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