自転車に乗る息子

3週間くらい前に、息子が自転車に乗れるようになった(写真)。補助輪を外して、2輪に乗れるようになるのは、誰もが経験する成長過程での一里塚である。そのコーチングをするのは親、特に父親の役割であるが、その方法は昔とずいぶん違ってきた。

私の場合も補助輪がはずれるのを手伝ってくれたのは父である。自転車に乗れたのはちょっと遅くて小学1年生のときだったと思う。近所の公園で、父に後ろの荷台を持ってもらって、何度も倒れない練習をした。支えられていると思って、自分で初めて乗れたのに気づかず、背後で「もう手を離しているよ」と父に言われたときには本当に嬉しかった。

最近の自転車はこの荷台がないので、後ろを持つのに困る。サドルの後ろにくっついた補助ハンドル付きの自転車もあるようだが、低い姿勢で長時間自転車を支え続けるのは腰への負担が大きい。椎間板ヘルニア持ちの私は、数年前、長女の自転車コーチングを前に、頭を悩ましていた。ちょうどその頃、既に自転車に乗れるようになっていた娘の従兄弟の親から、最新のコーチング方法を学んだのである。

まず最初に補助輪とペダルを外す。足が十分地面につく高さにサドルを調整し、足で地面を蹴って乗る練習をするのだ。キックストロークそのものが遊び感覚で行えるので非常によい方法だ。何度も練習をしていると、そのうちバランスを取れるようになって両足を上げた状態でも長く乗れるようになる。ここまでくればしめたもの、あとは恐怖心の克服だけだ。再びペダルをつけて、最初のうちちょっとだけ支えてあげれば、ものの数分でペダルを漕いで乗れるようになる。ひたすらキックストロークを見守って、ペダルをつけるタイミングを見計らうだけでなので、なんとも楽なコーチングである。

このコーチング方法は、以下に詳しく紹介されているので参照されたい。
http://allabout.co.jp/children/papaikuji/closeup/CU20060502A/

キックストロークの練習期間は人によって異なるだろう。体力と根性のある子どもであれば、数時間~数日の集中特訓でもいいかもしれない。うちの子の場合はちょっとずつ数ヶ月かけて、じっくりバランスの取り方を体で覚えさせた。

娘も息子も補助輪を体験させたが、子どもに自転車を与える場合、いきなりペダル無しから始めた方が、ハンドルで切る癖がつかずに自転車に早く乗れるようになるはずだ。実際に調べてみると、幼児用のペダルレス自転車がいくつか売られている。もっと早く知っていれば、購買欲に駆られていたかもしれない。

LIKE a BIKE

木製のLIKE a BIKE(ドイツ製、いかにも!)
http://www.galiton.co.jp/details/08-furniture/likeabike.html

STRIDER RUNNING BIKE

ちょっとBMXっぽいSTRIDER RUNNING BIKE(アメリカ製、これもいかにも!)
http://www.strider.jp/

BRIDGESTONE KIX

ペダルとチェーン脱着式ブリヂストンKIX(でも廃盤みたい)
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/342/342905.html

てなわけで、再び父親の腰への負担もほとんどなく、5歳の息子も無事乗れるようになった。自転車遊びにもってこいの、ぽかぽか陽気の月曜日の勤労感謝の日。まだちょっと不慣れな息子であったが、カーブを曲がったり、ペダルを漕ぐスピードも増し、着実にスキルは進歩している。

キックボードに乗る娘
キックボードに乗る娘

一方、娘は自転車ではなくキックボードに興じる。最近、小4の娘が友達と遊びに行くときには自転車ではなく、もっぱらこれが必需だ。まだはやっているというか、子どもたちの生活には既に定着をしている(アップダウンの多い横須賀、しかも自宅周辺だけの文化なのか?)。彼女曰く、自転車は移動手段としてもはやお手軽ではないそうだ。 高い金出して、ルイガノの自転車を買ってあげたのに。。。

このことは彼ら世代が将来、パーソナルな移動手段をクルマやバイクから別な”のりもの”へ乗り換える兆候なのかもしれない。

息子は明らかに上達を感じたのか、自転車に乗る楽しさがわかってきたのか、寝床に入ってからも、母親に昼間の自転車について熱く語っていたそうだ。

確かに、自転車に初めて乗れた日の興奮は、いくつになっても忘れないものだ。

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コメント

  1. さがしもの | -

    おひさしぶりです

    4月にすてきな絵本を紹介していだだいた、「さがしもの」です。
    時折ブログにおじゃまさせていただいていました。

    夏にお母様がお亡くなりになられたということで、大変おどろきました。
    大切なひとが亡くなると、日を追ってさみしくなる気がします。
    お母様は、闘病生活終えられ、今は天国で体を休めたり、お孫さんの成長をゆっくり眺められている頃でしょうか。

    私も、30代後半になり、あんなにうっとおしかった母親の存在がありがたく感じてきました。10代や、20代の頃は、仲が悪く絶縁状態の頃もありました・笑。
    自分が親になり、体も少しずつ元気がなくなり・・・世間の厳しさも少しは体験させてもらいますと、ずいぶん後になって親の思いやりに気づき、涙することが多くなりました。「生きてくれているだけでいい」という気持ちがふとわき出てきます。

    先日のブログでは、子どもさんが自転車乗れるようになったようですね。おめでとうございます!

    私もヘルニア持ちなんで、中腰はつらいですよね・泣。
    新婚旅行から帰った夜に、症状が出て、そのまま入院!
    新婚生活がえらい状況からスタートしました。
    友人らには、笑われるし、お披露目会には、親戚の都合が合わないからといって、うちの両親は、「あんた抜きで大丈夫や。」と強硬突破です・・・。
    色々ありましたが、無事に2人の子どもも出産してあれから10数年経過しました。

    ウチの子どももやっと補助輪なしで乗れるようになり、ナニワの街を爽快に走っております。怒ってばかりの親の言うことをまったく聞かない子だったので、友達に乗り方を教えてもらったようです。

    長くなりすいません。

    またまた、絵本のアドバイスをいただければと思い、コメント欄に記入させてもらいました。

    前回教えていただいた、「もりたろうさんのじどうしゃ」が、プレゼントした男の子に大変好評でした。
    前回は、車の修理の本希望でしたが・・・・今回は、もりたろうんさんのような、自動車が活躍するお話を、クリスマス・プレゼントに希望されました。

    絵本博士のpapayoyoさん!何冊かおススメの本を教えていただけますでしょうか?
    ブログで紹介されているオバケが出てくる本は苦手だそうです・笑(寝る前に読むそうなので)

    年末に近づき、お忙しいとは存じますが、お時間ある時にでも、少しコメントしていただけますと嬉しいです。よろしくお願いいたします。

    ( 10:25 )

  2. papayoyo | -

    車が活躍するお話

    さがしものさん、お久しぶりです。
    心暖まるコメントありがとうございました。

    学生時代から親とは離れて暮らしていたものですから、いまだに実家で母が元気にしているのではないかと思ってしまいます。
    亡き母とは喧嘩もよくしましたが、もう、あの声を聞くこともできないとふと淋しくもなります。
    「親孝行したいときには親はなし」「後悔先にたたず」
    とはよく言ったものです。
    さがしものさんも、是非親孝行してあげてください。
    お孫さんに会わせるのが一番よいかも。

    自転車をコーチングしてあげたうちの子どもたちは、親孝行してくれるでしょうか。まあ、あまり期待してませんけどね。

    さて、お問い合わせの件、いろいろありすぎて困りましたね。
    でも嬉しいご依頼です。

    自動車が活躍する絵本といえば、主人公は勿論クルマで、擬人化されたもの。特に、はたらくクルマ系が思い浮かびます。

    ブログでも紹介したものでは、
    不朽の名作「しょうぼうじどうしゃじぷた」が挙げられます。
    あまりにもオーソドックスというのであれば、
    これからの季節だと「はたらきもののじょせつしゃけいてぃ」も大好きな絵本です。ごみ収集車が主人公の「I Stink!(さあ、たべてやる!)」も個人的には好きなのですが、嫁には気持ち悪いと不評でした。

    いずれもブログ右側の「クルマノエホンデータベース」をクリックしていただくと、紹介本の一覧をご覧になれますので参考にしてみてください。

    未紹介本では、
    「もくたんじどうしゃもくべえ」や「パトカーのピーすけ」なんかもよいでしょう。前者は今では珍しい木炭自動車が主人公の絵本、後者は公園に置き忘れたおもちゃのパトカーが自分で持ち主の少年の家まで帰る小冒険絵本です。うちの子供たちがよく読んだ本でした。
    ちょっぴりとぼけた「それゆけ、フェルディナント号」も読み聞かせにはもってこいの楽しい絵本です。

    プレゼントされるお子さんがおいくつなのかわかりませんが、メカ好きのちょっとお兄ちゃんであれば「みつやくんのマークX」の児童書も大変おすすめです。ブログを見ていただくと、関係者の熱いコメントを読むことができます。

    以上、私の知っている範囲での紹介でした。この世界は奥深いので、まだまだ面白い本、見落とした本がいっぱいあると思うのですが、まずはこんなところでどうでしょう。

    いすれもAmazonなどで購入できる本ですが、参考になりましたでしょうか。

    ( 21:50 )

  3. さがしもの | -

    ありがとうございました

    返信遅れてすいませんでした。インフルエンザにやられて大変でした・泣。
    あんな急に襲われるとは思わず・・・さすが猛威をふるっているだけありますねv-37

    絵本の紹介ありがとうございます。さすが papayoyoさん。アマゾンでのぞいてみると、どれも、とても面白そうな本です。データベースもみさせていただきました。よけいに迷ってしまいます・笑。
    パトカーのピースケと、フェルディナント号、そして、今日見たあそべるガレージは私が気にいってしまい注文しました。
    クリスマスまでに届くといいなあ。ちなみにプレゼントの相手は、5歳の男の子です。

    まとまりのない私の文章を読んでくださりありがとうごさいます。
    最近、兄弟の一人が夫婦ケンカをして、家に一時帰っていました。
    親はとても心配していました。
    私は兄弟なんで、「しばらく距離をおくのもいいかもね」という感じで深刻には受け止めていませんでしたが。

    母親は心配しすぎで、涙ながらに私に電話で思いを伝えてくれました。
    数日後、無事に帰ったようで、とても喜んでまた涙ながらに電話で話してくれました。
    「子どもがいくつになっても心配やわ」という一言が心に残りました。

    もうすぐ年末年始。今回は、papayoyoさんのアドバイスをもとに、早目に実家に帰り、両親に孫の顔を見てもらおうと思っています。

    papayoyoさんのご家族も、健康で楽しい年始を迎えられますように。
    少し早いですが、よいお年をおすごしください。

    ( 15:03 )

  4. papayoyo | -

    楽しいクリスマスを!

    絵本の紹介、参考にしていただいて感謝です。
    インフルエンザお気をつけください。
    幸い我が家は誰もかかっていませんが、
    子供たちの小学校や幼稚園は大流行のようです。
    ご家族とともに、よいクリスマスとお正月をお過ごしください。

    ( 20:29 )

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