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神からの贈り物TAKE6  

TAKE6

ハロウィンが終わったと思ったら、我が家もそうだが世の中クリスマスデコレーションにさっそく衣替えである。確かに今年も早いものでクリスマスまであと1ヶ月ちょっと。こういう寒い季節には、熱いコーヒーでも飲みながら、心温まる歌を聴くのがいい。そんなときは、ア・カペラが心に沁みる。シンガーズ・リミテッド、マンハッタン・トランスファー、ちょっと毛色の違ったところでトッド・ラングレン等、数あるア・カペラの名作がある中で、最もおすすめなアルバムが、”TAKE6”(TAKE6、Warner Bros.)である。6人組の男性コーラスグループのデビュー作。

このアルバムとの出会いはまったくの偶然であった。もう20年くらい前にさかのぼる。私はアメリカの工科大学との仕事の関係で、真冬のボストンに1ヶ月ほど滞在していたことがある。滞在期間も長く寒い毎日、宿泊していたホテルにも近かったので、お土産探しにちょくちょく、その工科大学の生協で物色していた。日本の大学の生協に比べ、アメリカの”COOP”は非常に広く、品数も多かった。学生時代からの憧れの大学でもあり、その大学のロゴの入ったオフィシャルグッズには目移りした記憶がある。CD売り場も充実していて、何気なく目に留まったアルバムが、この”TAKE6”だった。

TAKE6との出会いの場所
TAKE6との出会いの場所
出典:https://mitsloanjapanclub.wordpress.com/school/photo/mit_vic/

"TAKE6"にはまったく予備知識もなく、彼らがこのアルバムで前年の'89年グラミー賞を取っていたことも後から知った。何故このアルバムに惹かれ、何の躊躇もなくそのとき購入したのかは、今もってわからないのだが、なんとなくアルバムデザインのセンスのよさを感じて手にとったような記憶がある(でもそれだけで買わないよなあ、フツー)。

出張先にCDプレイヤーを持ってきているはずもなく、帰国後に聴いてみて衝撃を受けた。心が洗われるような奇蹟のコーラス。まさに楽器といえる人間の声の美しさに魅了された。以降、このアルバムは私の愛聴盤の1枚となっている。独身時代に、かみさんとのデートでライブを見に行ったことがあるが、CDと変わらぬ感動。多重録音ではない彼らの真の実力の証左。

TAKE6は一般的にゴスペルやR&Bがベースのコーラスグループと称されるが、バックグラウンドからも明らかなように、彼らの音楽性は深く聖書に根ざしている。1980年にアメリカアラバマ州の第7日安息日再臨派系のクリスチャン学校、オウクウッド・カレッジ(Oakwood College) に在学していたクロード・マックナイト(Claude McKnight)を中心に結成された4人組の「ジェントルメンズ・エステート・カルテット(The Gentlemen's Estates Quartet)」というグループが元となり、その後学校生活の中で幾度とメンバーチェンジがなされて、1987年にTAK6の形となる[1]。

曲のタイトルにも”Mary(聖母マリア)””David And Goliath(ダビデとゴリアテ)””Jordan(ヨルダン川を去れ)”など聖書と関連の深い内容をモチーフしたものが多い。宗教音楽というと抵抗のある方も多いかもしれないが、個々人の宗教観とは無関係に純粋にエンターテイメントとして彼らの音楽は楽しめる。

私はキリスト教系の男子高校に通っていたので、毎日賛美歌を歌わされていて、この手のものにはほとんど抵抗がない。むしろ敬虔な気持ちになるので好きなくらいだ。

教会の結婚式に出席すると、賛美歌を歌うことになるのだが、日本人は馴染みが薄いのでどうも歌いずらい。大抵は聖歌隊の声だけが礼拝堂に響き、参列者は小さい声でもごもごとなる。しかし、私も含め高校の友人たちは、同級生の結婚式となると、ここぞとばかり昔を思い出して大声で歌ったものだ。「♪いつくしみ深き友なるイエスは・・・(賛美歌312番)」なんて空で歌ってしまう。突然、新郎の友人エリアから賛美歌コーラスが始まると、新婦の友人らに二度見されることがよくあった。

このような話は別にしても、歌うということは実に気持ちが良い。日本人もカラオケが大好きだが、欧米人は日常的に、教会で歌うことでストレスを発散しているのかもしれない。それが”TAKE6”のような声とハーモニーで歌えれば、どれだけ気持ちのよいことだろう。

神の贈り物TAKE6
神の贈り物TAKE6
出典:http://blog.livedoor.jp/jemeus7/tag/TAKE6%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96

私はこのアルバムを車の中で聴きながら、下手なくせに、よく新しいパートでハモレないかトライしてみるのだが(そう、自分の中ではTAKE7になりきっている)、ハモレる余地がまったくない。6人のパートが寸分の無駄もなく、完璧に計算されたアレンジであることがよくわかる。最近は、素人さんのア・カペラコンテストがTVでも放映されて、それなりに上手だとは思うけれど、ボイパ(ボイスパーカッション)を多用する傾向には、いささか閉口している。そんな技巧を使わずとも、感動を与えるこれぞプロフェッショナルという音(声)を是非聴いてもらいたい。彼らはクリスマスアルバムを2枚出しているが、こちらも必聴の名盤である。

20年前のTAKE6との偶然の出会いは、きっと神様からの贈り物だったのだろう。そう思いながら、今日も車中で聴いている。





[参考・引用]
[1]テイク6、Wikipedia、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A4%E3%82%AF6
[2]TAKE6、Welcome to Take1、
http://www.amitaj.or.jp/~ishida/take6top.htm
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Posted on 2009/11/21 Sat. 17:59 [edit]

category: music/音楽

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