クルマノエホン livres d'images de voitures

楽しいクルマ絵本の世界/エンスーのためのクルマ絵本ライブラリー

発見ノート  

発見ノート

我が家のリビングには、表紙にミシュランのビバンダム君の描かれた一冊の小さなノートがある(写真)。「発見ノート」といって、日頃の生活の中で気づいたこと、疑問に思ったこと、発見したことを書き留めておくノートである。家族の誰が書いてもよい。

主に子どもたちの“気づき”を促すために用意したものであるが、このアイデアは人のパクリである。数学者、藤原正彦さんのエッセイに「ダイハッケン」という楽しい家族のエピソードがある。

藤原正彦
藤原正彦

藤原先生の3人の息子さんが当時小学生や幼稚園だった頃、彼らは生活の中で何か新しいことに気づくと、先生に報告をする。先生はやや大げさに褒め上げ、「発見」の斬新さに応じて、「大発見」「中発見」「小発見」と査定し、表彰する。それを発見者がノートに記録する。これが藤原家の発見ノートであった。例えば、「ガソリンスタンドはたいてい道路の角にあるよ。」「なーるほど、それは面白い。ショーハッケン」といった具合である[1]。

このお話を3年前に読んで、面白いと思って、我が家でもさっそく取り入れてみた。当家では、査定や表彰もしないし、たいして褒めもしないが(ここがいけない)、小学生の娘は、たまに気がつくとノートに書いて報告してくる。藤原家のご子息のように、おつむの切れがよいわけではないが、彼女の「発見」を例にとると、
「空気や水はなんで切っても切ってもきれないの?」
「地球はどうしてまわるの?宇宙人がボールにしているから?」
「糸でんわは糸なのにどうして聞こえるの?糸のまん中をつまむと聞こえなくなるんだ。あと、ぴんと引きのばさなきゃ、聞こえないよ。」

父「( ̄~ ̄;) ・・・・・・ 。」
どれもうまく答えられない。子供はなかなか本質をついてくる。

息子のハッケン
息子のハッケン

最近、5歳の息子は文字を覚えてきたので、何かを書きたくてしょうがない。で、彼の発見は、
「2009 10がつ16にち(きん)
またはっけんした!かたつむりはどこにすんでいるの?(さむいとき)」

そういえば、カタツムリは冬はどうしているのだろう?死んでしまっているのか?私も疑問に思って、インターネットで調べてみた。すると、カタツムリはどうやら冬眠をするらしい。調べた内容の一部を紹介すると、
「(カタツムリの1年は)桜が咲く頃、冬眠から目覚める。この頃はものすごく食べる。そして相手を見つけて産卵する。梅雨を迎えて大雨が降ると、木に登る。これは雨を喜んでいるのではなく、水に溺れないようにあわてて逃げているのだと思う。夏、乾燥すると死ぬので殻の入口に薄い膜(エビフラムというらしい)を張る。10月末頃に白い分厚い膜を張って冬眠に入る。最低限の呼吸をして体の乾燥を半年間防ぐ。」[2][3]

冬眠するカタツムリ(入り口に膜を張っている)
冬眠するカタツムリ(入り口に膜を張っている)

息子の“ハッケン”により、家族一同、カタツムリが、ちょうど今頃から膜を張って冬眠する(夏眠もする!)ことを大発見した。

さて、子供たちを見習ってパパとママも新しい「発見」を書くことにする。
きょう、おいしいごはんの友を二つも発見した。
・桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油(ごはんに混ぜてもよし、うどんにかけてもよし)
・窪田旅館のおろしわさび しょうゆ味(お取り寄せ注文完了!楽しみ楽しみ)
以上

[参考・引用]
[1]祖国とは国語、藤原正彦、新潮文庫
[2]六甲山魅力再発見市民セミナー 第73回 六甲山系のカタツムリ、六甲山を活用する会、
http://www.rokkosan-katsuyo.com/seminar/73.html
[3]小さな生きもの、大事な宝もの~札幌産カタツムリの飼育&観察日記~、また冬眠の季節がやってきました。、札幌市博物館活動センター、
http://www.city.sapporo.jp/museum/museletter/no36/page5.html

祖国とは国語 (新潮文庫)祖国とは国語 (新潮文庫)
(2005/12)
藤原 正彦

商品詳細を見る
スポンサーサイト

Posted on 2009/10/20 Tue. 21:12 [edit]

category: bookshelves/本棚

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://ehonkuruma.blog59.fc2.com/tb.php/199-b7f59cba
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク