Foul Play

黄色いワーゲン・ビートルというと、やはりこの映画を思い出してしまう。私の大好きなゴールディ・ホーン(Goldie Hawn)主演のサスペンス・コメディ映画、「ファール・プレイ」(原題“Foul Play”、Colin Higgins・監督、1978年、米)だ。黄色いワーゲンが登場するのは、オープニング。主人公グローリア(ゴールディー・ホーン)が、パーティから家に帰る途中、サンフランシスコ郊外の海岸線道路を黄色いビートル・カブリオレで走る。青い空と海、曲がりくねった細い二車線の道にはたった一台だけのビートル。空撮アングルによるスケールの大きさと、バックに流れるバリー・マニロウ(Barry Manilow)の名曲“Ready to Take a Chance Again”が印象的なシーンだ。ゴールディ・ホーンへの思い入れもあって、私にとってはワーゲン映画の代表作だ。

Foul Play”オープニングシーン1


”Foul Play”オープニングシーン

この11月21日で63歳になったばかり(失礼!)のゴールディ・ホーン、コケティッシュな顔立ちのこの女優は「不運を呼び込む天才」といわれる[1]。本作でも、オープニングの道路で、車が故障したヒッチハイカーの男を拾う。その男はグローリアに1本のフィルムをあずけ、後で映画館で会おうと約束し車を降りていった。映画館には約束どおり男が現れるが、突然「殺人がある。小人に気をつけろ」という言葉を残し殺されてしまう…。またまた彼女の不幸の始まりだ。

Goldie Hawn
Goldie Hawn

彼女のコメディエンヌとしての資質は、マリリン・モンロー以来の天賦のものと個人的に思っている。学生時代に通っていた英会話スクールで、“好きな女優さんは?”と質問されたことがある。私は、「マリリン・モンロー、ゴールディ・ホーン、そしてテリー・ガー」といずれも大好きなコメディエンヌを挙げた。アメリカ人の女の先生曰く、「ブロンドがお好きなのね」。意識しなかったけどそう言われてみれば…と思ったことがある。

Goldie HawnとChevy Chase
Goldie HawnとChevy Chase

さて、本作はヒッチコック作品のパロディが随所に散りばめられ、ヒギンス監督のヒッチコックへのオーマージュ的な作品ともいえる。ゴールディ・ホーン以外に、チェビー・チェイスやダドリー・ムーアなど70、80年代を代表するコメディアンたちが脇を固める。ゴールディ・ホーンとチェビー・チェイスは「昔みたい」(原題“Seems Like Old Times”、Jay Sandrich・監督、1980年、米)でも共演している。

あらすじはここを参照いただくとして、残念なことに本作は日本語DVD化されていない。私は20年くらい前に深夜放送を録画したものを、何度も繰り返し観ていた。最近、このビデオを久しぶりに観ようと、録画したテープを探したのだが、不覚にも既に消してしまったようだ。早く日本語DVD化されることを切に願う(是非、オリジナルの日本語吹き替えも一緒に)。それにしても、ビデオ化はされたことがあるのに、何故DVD化されないんだろう?

オープニングロールの動画も見つけたので、是非ご覧あれ。きっと本編が観たくなります。


[2017.1.26追記]
もうずいぶん経ちますが、DVD発売されとります。もちろん私は購入済みです。まだの方は品切れにならぬうちに。



[参考・引用]
[1]“ゴールディー・ホーン、ツキのない女から生まれる活力”、笑う映画、シネマハウス編、新宿書房
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメントの編集・削除時に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    トラックバック

    Trackback URL
    Trackbacks


    最近の記事