ウルトラマン

1ヶ月くらい前のこと。家で遊んでいた4歳の息子が「シュワッチ」となつかしい言葉をつぶやいた。私が「それ何のまね?」と聞くと、間髪入れず「ウルトラマン」と答えた。我が家ではウルトラマンのテレビやビデオを見せたことがなかったので不思議に思っていると、「ともだちの○○くんから教えてもらった」と言う。ウルトラマンがどういうものかは知らないようで、掛け声だけ教わったようだ。私が「ウルトラマンって見てみたい?」と尋ねると目を輝かせて「うん」と答えた。

その後、私はビデオレンタル屋で「ウルトラマン」を借りることになる。勿論“初代”ウルトラマンだ。ともだちが知っているのは恐らく最近のウルトラマンシリーズだろうが、私は、私の記憶の中にある「ウルトラマン」を息子に紹介しようと考えた。21世紀の若旦那に、20世紀のウルトラマンを。

途中から顔が変わった初代ウルトラマン
途中から顔が変わった初代ウルトラマン

何十年かぶりにウルトラマンを観る。40年後に改めて見るとやはり内容も撮影技術も陳腐に思える。でも異常に懐かしさが込み上がる。単純明快わかりやすいストーリーである。予想どおり息子は画面に釘付けだった。「ウルトラマンなんか見ない」といっていた小3の娘もその『空想特撮シリーズ』に見入っていた。それ以来、私が休みの日になると「パパ~、怪獣やってえ」とせがまれだしたのは言うまでもない。連休に入ってからは何十回もやらされている。

初代ウルトラマンがTBSで初めて放送されたのは、1966年(昭和41年)7月17日。考えてみると私が4歳になったばかりの頃で、息子も全く同い年となっていた。自分もこんな頃にウルトラマンを見始めたのかあと感慨深いものがあった。

ウルトラQ
ウルトラQ

私の幼年期60年代は、高度成長期と相まってテレビの普及が爆発的に進み始めた頃で、アニメを中心に数々の子供向けTV番組の名作が生まれた。「鉄腕アトム」「鉄人28号」「スーパージェッター」「ワンダースリー」・・・。「ウルトラQ」から始まる空想特撮シリーズも「ウルトラマン」「ウルトラセブン」で頂点に達し、子供たちはブラウン管の前に釘付けとなる。

今はインターネット、ゲーム機、ケータイと様々な娯楽メディアツールが乱立しているが、当時のテレビジョンの存在感は圧倒的だった。私もテレビの申し子の一人で、絵本や児童書などの活字にはあまり興味がなかったように記憶している。今こうして絵本の記事を書いているなんて、当時の反動なのかもしれない。その後のテレビの功罪については様々な機会で語られているが、良くも悪くも我々世代の人格、カルチャー形成に多大な影響を与えたことは否定できない。

ウルトラマンに登場する怪獣の名前もよく覚えたものだ。私の子供たちの口から、ポケモンのキャラクター名がポンポン出てくるのと同じだ。40年もの歳月の中で、メディアのコンテンツも様変わりしたが、その楽しみ方の基本は今も昔も変わらないのではないかと思う。

ひし美ゆり子 吉本多香美
(左)ひし美ゆり子(右)吉本多香美

大人の女性に憧れはじめたのもこの頃だろうか。当時はあまり気にならなかったフジ・アキコ隊員役の桜井浩子さんも今回、ウルトラマンを改めて見直して、きれいな人だったんだと再認識。しかし、やはりウルトラシリーズに登場する女性としてはウルトラセブンのアンヌ隊員役、ひし美ゆり子さんの右に出るものはいないだろう。コケティッシュな顔立ちと抜群のスタイル、ウルトラ警備隊の制服姿に大人の色気を感じていた変態少年は私だけであろうか。いや、そうではない。それが証拠に10年くらい前、アンヌ隊員への想いを、各界有名人からのラブレターとしてまとめた写真集「アンヌへの手紙。―ひし美ゆり子写真集」(講談社)が発売され、当時話題になっていたものだ(ちなみに小生は所蔵せず)。また、初代ウルトラマンのハヤタ隊員役の黒部進さんの長女、吉本多香美さんもその後のウルトラマンティガのヤナセ・レナ隊員役で登場する。彼女も端正な顔立ちで、アウトドア志向の健康的なイメージがあり私の好みの女性の一人だ。最近のウルトラシリーズでは、主演男優が世のお母さん方に人気のようだが、やはり女優陣に限る。

科学特捜隊ジェット・ビートル
科学特捜隊ジェット・ビートル

何か変な方向に話がそれてしまったので、本題のクルマの話としよう。ウルトラシリーズ物といえば、ウルトラマンたちを後方支援する戦闘部隊(ほとんど役に立っていないのだけれど)と、武器や戦闘機などその装備が重要な役割を果たす。その中でも今回は使用された装備車両を調べてみた。私自身が記憶にあるのは、帰ってきたウルトラマンあたりまでで、それ以降はあまり記憶が残っていない。勿論、新しいシリーズは一度も観たことがないので、今回情報を収集することで新しい発見もあった。最新のウルトラマンメビウスに至っては、Wikpediaの記事を読んでも何が書いているのかチンプンカンプン。ここまで進化すると、車両の装備品も設定されていないようだ。こういう番組は凝った設定にせず、初代ウルトラマンのようにシンプルな方がよい。

整理してみると、そのベース車両にシボレー、トヨタ、ホンダが多く採用されていることがわかり面白い。以外にも日産は全く採用されていなんだよなあ。昔のスカイラインなんてガンダムチックだったけどなあ。以下、テレビ放映順にタイトル、放映期間、支援部隊、装備車両、ベース車両を列挙する。興味のある方は、自分なりにさらに掘り下げて調査・考察されてみてはいかがであろう。

科学特捜隊専用車 シボレー・コルベア(1960) 

1.初代ウルトラマン、1966.7-1967.4、科学特捜隊(SSSP)、科特隊専用車(左)、シボレー・コルベア4ドアセダン(右)・・・円谷一監督の愛車にステッカーを貼付けただけのもので時代を感じる。また、ハヤタを演じた黒部進は撮影当時自動車運転免許を持っておらず、撮影初日にぶつけてしまったという逸話も残る。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3

ポインター号 1957 Chrysler Imperial

2.ウルトラセブン、1967.10-1968.9、ウルトラ警備隊、ポインター号(左)、1957年式クライスラー・インペリアル(右)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3

マットビハイクル マツダ・コスモスポーツ(1967)

3.帰ってきたウルトラマン、1971.4-1972.3、怪獣攻撃部隊(MAT)、マットビハイクル(左)、マツダ・コスモスポーツ(右)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B0%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3

タックパンサー トヨタ・マークⅡ・X20系(1972)

4.ウルトラマンエース、1972.4-1973.3、超獣攻撃隊(TAC)、タックパンサー(左)、トヨタ・コロナマークII・2ドアハードトップ2000GSS(X20系)(右)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3A

ウルフ777 トヨタ・クラウンMS51型HT-SL(1968)

ラビットパンダ ホンダ・70年式初代バモス

5.ウルトラマンタロウ、1973.4-1974.4、ZAT、①ウルフ777(上左)、トヨタ・クラウン2ドアハードトップMS51型HT-SL(上右)、②ラビットパンダ(下左)、ホンダ・70年式初代バモス(下右)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%A6

マックロディ 三菱ジープJ3

6.ウルトラマンレオ、1974.4-1975.3、宇宙パトロール隊(MAC)、①マックカー、ホンダ・シビック、②マックロディ、三菱J3・J4、③マックジープ(左)、いすゞ・ユニキャブ(右)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%AA

スカウターS7 マツダ・初代サバンナRX-7(1978)

7.ウルトラマン80、1980.4-1981.3、UGM、スカウターS7(左)、マツダ・初代サバンナRX-7 (SA22C型)(右)、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B380

シャーロック 93年式シボレー・カマロ

デラム シボレー・S10ブレイザー4ドア(93年式)

8.ウルトラマンティガ、1996.9-1997.8、世界規模の無制限に仕事をするチーム(GUTS)、①シャーロック(上左)、93年式シボレー・カマロ(上右)、②デ・ラ・ム(下左)、シボレー・S10ブレイザー(4ドア)(下右)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AC

ゼレット ホンダ・プレリュード96年式(BB5)

ボッパー ホンダ・初代CR-V

9.ウルトラマンダイナ、1997.9-1998.8、スーパーGUTS、①ゼレット(上左)、ホンダ・プレリュード96年式(BB5)(上右)、②ボッパー(下左)、ホンダ・初代CR-V(下右)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A

ベルマン ホンダ・アコードワゴン97年型

10.ウルトラマンガイア、1998.9-1999.8、XIG、ベルマン(左)、ホンダ・アコードワゴン97年型(右)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%A2

シェパード ホンダ・インサイト

11.ウルトラマンコスモス、2001.7-2002.9、科学調査サークル(SRC)、シェパード(左)、ホンダ・インサイト(右)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9

ダッシュアルファ アルファロメオ・GT(2003)

12.ウルトラマンマックス、2005.7-2006.4、地球防衛連合対怪獣防衛チーム(UDF / DASH)、ダッシュアルファ(左)、アルファロメオ・GT(右)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

13.ウルトラマンメビウス、2006.4-2007.3、GUYS、使用車両不明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%93%E3%82%A6%E3%82%B9#.E6.AD.A6.E5.99.A8.E3.83.BB.E8.A3.85.E5.82.99

[参考・引用]
[1]ウルトラ38番目の弟、
http://www7.plala.or.jp/shoryu/index.html
[2]名車?迷車?-8-(1)再編集しました。、2006年09月22日、デジタル・ふぉと・the・わーるどⅡ、
http://blog.zaq.ne.jp/denkiyatakechan/archive/200609/1
[3]Imperial cars, 1926-1966、
http://www.allpar.com/cars/imperial/imperial-cars.html
[4]ウルトラマンランドホームページ、
http://www.ultraman-land.jp/

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