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トヨタ・タウンエース  

トヨタ・初代タウンエースR10系

うちのじどうしゃ」に登場する本題のクルマのお話。初版本のキャブオーバー型のワゴン車は、そのスタイルとデザインから1976年に誕生したトヨタ・初代タウンエースR10系がモデルと思われる。

トヨタとしては現在国内唯一の乗用車生産モデル1BOXのハイエースが1967年に発売されたのが1BOXの始まり。タウンエースの歴史は、1968年に発売されたミニエースコーチの後継車として、1971年2月に兄弟車であるライトエースの発売がスタート。1976年10月にこのライトエースのホイールベース、全幅を拡大したスケールアップモデルとしてタウンエースが誕生する[1]。

「うちのじどうしゃ」78年版その2
「うちのじどうしゃ」78年版より

「うちのじどうしゃ」の初版が出版された78年頃は車のレジャーユース需要が高まったころ。ワゴン系の仕様の見直しが進み、タウンエースもエンジンは昭和53年排出ガス規制適合のため、1600ccから1800ccへ変更。ハイルーフ、手動サンルーフなども採用され、キャブオーバータイプの車も次第に商用というイメージから乗用へと変化してきた時代だ。サラリーマンと違って商売をされている方は長期の休みをなかなか取れない。本作で描かれている車での帰郷も、アウトドアでの食事も、この家族にとっては一大レジャーだったといえる。

タウンエース92年式
タウンエース92年式

1982年に2代目タウンエースR20/30系のフルモデルチェンジが実施され、エッジの効いたスタイルとなる。個人的には、前出のロシア車「UAZ」にも似た丸目2灯の初代R10系の方がファニーフェースで好みだ。再販本の出版された92年には、外観・車内の内装を大幅に変更する大規模なビックマイナーチェンジを行っている。バンのコラムシフト車も廃止され全てフロア4速ATシフトになった。初版本では懐かしいコラムシフトが描かれていたが、再販本ではコラムシフトらしきものは描かれていないので、外観とも照らし合わせて、再販本のモデルはこの92年式と思われる。

96年が3代目のフルモデルチェンジとされるが、大きくパッケージングが変更(スタイルとしては鼻つきのセミキャブオーバー型となる)となった、いわゆる「ノア」(タウンエースのサブネームとして付けられた)の登場により、正当タウンエースの歴史は、事実上ここで幕を閉じる[2]。

[参考・引用]
[1]タウンエースとは、がんばれTOWN ACE、
http://www.geocities.co.jp/Outdoors/5680/wahtstownace.htm
[2]トヨタ・タウンエース、Wikipedia、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B9
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Posted on 2008/03/12 Wed. 22:30 [edit]

category: cars/車のお勉強

tb: 0   cm: 5

コメント

タウンエース

お久しぶりです。タウンエースの記事、懐かしく読みました。我が家も古いタウンエースのワゴン(1978年頃)に乗ってました。ハイルーフのワゴンタイプで、大きなサンルーフがついてギアはコラムでした。4ナンバーでなく5ナンバーでした。父(子どもの本の作家の渡辺茂男)は、この本をモデルに『ぼくキャンプにいったんだ』と『くまたくんちの自じどうしゃ』(ふたつともあかね書房。絵は、大友康夫さん)を書きました。この二冊の絵本では、くるまはタウンエースとワーゲンのバンを合体させたような架空の車ですが、モデルはタウンエースです。ワーゲンのキャンパーを買う話も以前アメリカに住んでいたときにありましたが、高かったので代わりにフォードのピントと言う小さな車を買いました。我が家はこの車で北米大陸を横断しました。

URL | 渡辺鉄太 #-
2008/03/13 08:26 | edit

商用車って楽しい

鉄太さん、お久しぶりです。いつも読んでくださり、ありがとうございます。「うちのじどうしゃ」をモデルにお父様が作品を創作されていたとは貴重な情報です。『ぼくキャンプにいったんだ』と『くまたくんちの自じどうしゃ』はいずれも小生知りませんでした。また研究対象の絵本が増えたことを嬉しく思っています。

78年というと我が家では日産ブルーバード910型に買い換えた頃です。私の父は荷物が多く積め、機能性の高い1BOXを欲しがっていましたが、1BOXは商用車みたいでイヤだと母が反対していたことを思い出しました。結局その後も1BOXは購入せず、現在はステーションワゴンで妥協しています。

私の愛車カングーについてのある車評に「硬めの乗り心地によく動く脚の感触、商用バンや軽トラックはスポーツカーの基本」と書かれていましたが、下手な乗用車よりカングーも含め商用車の方が運転が楽しいという経験が何度かあります。メーカーもユーザーももっと商用車に目を向けて欲しいなあと日頃感じています。私はタウンエースを運転したことはありませんが、どうなんでしょうね。

最近お父上の作品「がんばれヘラクレス」と「寺町三丁目十一番地」が気になっています。いずれも絶版で特に後者はなかなか市場に出回らず残念です。それでは、またコメントお待ちしています。

URL | papayoyo #-
2008/03/13 22:09 | edit

コメントの訂正お願い

すみません、私のコメントの中に訂正必要な箇所があります。文章の中に渡辺茂男が、山本忠敬さんの『うちのじどうしゃ』という本をモデルに『くまたくんちのじどうしゃ』と『ぼくキャンプにいったんだ』を書いたように受け取れる箇所がありますが、これはまちがいで、「本」でなくて、父の所有していたトヨタ・タウンエースという車をモデルにクマタくんの本2冊を書いたと書いたつもりでした。すみません。

絶版の『がんばれヘラクレス』と『寺町三丁目十一番地』ですが、図書館には置いてないですか。寺町には太田大八さんによる昔のダットサンか何かの挿絵があります。

うちのタウンエースは、5ナンバーでも足回りは商用車でした。後ろのサスは板羽で、すごく固かったです。いくら荷物をつんでもだいじょうぶでした。車高も高くて見晴らしが良かったですが、エンジンの真上に座ることになるし、クーラーも付いてなかったので、夏場は暑い車でした。私は現在オーストラリアで、1987年型のカローラハッチバック4ドアに乗っています。これにもクーラーはなし。現在18万キロですが、あと10万キロは乗るつもりです。こちらでは、これくらいの車は立派な現役です。

URL | 渡辺鉄太 #-
2008/03/14 07:41 | edit

訂正の訂正

すみません、『うちのじどうしゃ』の画家は太田大八さんでしたね。山本忠敬さんじゃありませんでした。どうもまちがいばかりですみません。

URL | 渡辺鉄太 #-
2008/03/14 09:33 | edit

了解です

訂正の件、了解しました。『がんばれヘラクレス』と『寺町三丁目十一番地』は近くの児童図書館にでも行って探してみます。
私のクルマは最近5万キロを突破したばかりです。通勤距離が100キロ/日なので月2千キロ超のペース。あっという間に10万でオンボロになるなあ、と思っていましたが、18万キロとは恐れ入りました。やはり日本とオーストラリアとでは車の使い方が全く異なりますね。

URL | papayoyo #-
2008/03/14 21:19 | edit

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