小さな小さなクルマのレース

小さな小さなクルマのレース

アリさんがクルマに乗り込んでレースをすれば、多分これくらいの小さなレースカーになるのだろう。ちなみにこの写真はフェーブのミニチュアカー(ベントレーとブガッティかな)。フェーブはフランスのお正月のケーキ「ガレット・デ・ロワ」の中に入っている小さな陶器。そのフランスで、今年の4月にもっともっと小さなカーレースが初開催された[1][2]。レースカーの大きさは数ナノメートル(1nm=10-9m)。ミクロの世界のお話である。複数の原子で構成された“車”が、他の元素や分子と反応しにくい金の表面に設定された、幅が髪の毛の太さの1000分の1、距離にして100nmのジグザグコースを38時間で走破できるかを競う耐久レースだ。さすがル・マン24時間耐久レース開催の地での企画。仮に全長1nmの車体だと、3mmのアリさんは300万倍。愛車エクストレイル(T31)は約 4.6mだから、その300万倍は13,800km。愛車がナノカーだとすれば、アリですら地球の直径(約12,700km)くらいのスケール感になる。想像をはるかに超える世界。
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[ 2017/08/19 20:13 ] cars/車のお勉強 | TB(0) | CM(0)

Left and Right with ANT and BEE

Left and Right with ANT and BEE

今朝起きると「さぶっ!」。なんて夏休みだ。関東はこのところの雨続きで、この天候が20日まで続く予報だ。確かに酷暑はイヤだけど、「あぢぃ…」って言いながらアイス食うのが夏ってもんだろ。セミすら鳴いちゃいねえ。夏休みといえば子どもたちは虫捕りを愉しみにするもんだが、これじゃつまんないはず。来週以降は暑さも戻ってくるようだが、最近学校の夏休みは短いからなあ。とはいえ、その虫たちとの戯れにも十分注意を払う必要があるようだ。この夏、すっかり日本の危険昆虫になってしまったヒアリ。最近国内で世界初の猫を介した感染死亡例も報告されたマダニ。少し涼しくなってくると今度は凶暴化するスズメバチだ。一方海の向こうではGoogleの子会社が人為的に細菌に感染させた蚊2000万匹をカルフォルニア州に放ったらしい。これはジカ熱を媒介する既存生態系には存在しなかったネッタイシマカを撲滅するための策だという[1]。予期せぬ弊害はないというが誰がそれを保証する?ヒアリ対策にも同様な手法が用いられるかもしれないが、何か嫌だ。私が小学生の頃は、親も子も外で生き物観察するのに命の危険なんて考えもしなかった。毒ヘビとは知らずヤマカガシ狩りすらしていた。外来種生物もアメリカザリガニくらいだったかな。結局どれも、人間が極端に生活圏を広げていった結果なのだろう。昨今の異常気象も、(人間にとって)危険凶暴化する生物も、独善化する人類へ大自然からの報復なのかもしれない。さて、今宵のクルマノエホンは、その本来はほとんど危険な存在ではなかった身近なハチとアリがクラシックなクルマでドライブをするという楽しい絵本だ。英国では古くから人気の絵本“ANT and BEE”シリーズの一冊“Left and Right with ANT and BEE”(Angela Banner・作、Egmont UK Ltd.)を取り上げる。

横須賀ブロークンアロー(下)

横須賀ブロークンアロー2

(「横須賀ブロークンアロー(上)」のつづき)50年以上前に長崎に住んでいたことがある。平和公園に行った記憶もかすかに残ってはいるが、もちろん長崎の史実など知る由もない幼な子の頃である。あの日から72年も経ってしまうと、メモリアルデーも淡々と過ぎてしまう。ここ横須賀も先週末は「よこすか開国祭」でベースや海自の基地が開放され、北朝鮮の挑発なんてどこ吹く風、どうせミサイルなんか飛んで来ないだろうと近代兵器の見学に多くの人が興じていた。そんな世間様にとって、ヨコスカに水爆が保管されていたらという本書のプロットは、「あっ、そう」くらいの反応しかないのかもしれない。だって広島・長崎どころか、あの戦争をリアルに知る者たちがあとほんのわずか。人間という生き物は経験・体験をしないと本当の学習をしない。戦争のコトを自分も含め戦争を知らない者が教わったところで知識以上の何かを得ることはできない。ただその知識を使ってイマジネーションを膨らませることはできる。世界の指導者たちはほとんど戦争知らない世代だし、1万キロ以上離れた国のイカレた殿様たちに、人類の未来をイメージする力があるとも思えない。戦後70年以上たった今、「3度目の正直」のリスクが高まることは歴史の必然なのかもしれない。わずかではあるが人類の理性と想像力を信じて話を進める。
[ 2017/08/12 12:08 ] bookshelves/本棚 | TB(0) | CM(0)

海図なき戦い

海図なき戦い

トヨタとマツダの資本提携が発表された[1][2]。先に、ルノー・日産連合の2017年上半期世界販売台数が、VWやトヨタのグループ販売台数を抜いて世界一になったと報じられたが[3]、三菱加算は反則だろ?と思われたそのニュースがこの提携に影響したかどうかはわからない。ただ、豊田社長が会見でIT系など異業種の参入で「前例のない海図なき戦いが始まっている」と語ったように、技術開発も含め、トヨタといえどももう1社では戦えないこの業界の厳しい現状を反映している提携であることは確かだ。特に、両社の弱みであるEVの共同開発に軸が置かれている。“海図なき戦い”で思い出したのが、人気コミック『ONE PIECE』だ。今年が連載開始20周年だという。これを記念したムック本も出ていて、我が家も早速購読している。
[ 2017/08/05 21:03 ] cars/車のお勉強 | TB(0) | CM(0)