虚か実か

論文捏造

相変わらず理研の若き女性研究者へのバッシングが止まらない。報道記事の中には「ノーベル賞受賞者に頭を下げさせた罪」といった内容も見られるのだが[1]、私はこの一個人のみを責める風潮には強い違和感を覚える。確かに彼女が科学者、いや論文を生業とする研究者としての基本的なお作法が全くできていなかったのは事実であるし、批判を受けるのは当然である。主著者としての説明責任も果たしていない。しかしその彼女を研究リーダーに登用したのは理研な訳だし、ノーベル賞受賞者であられる理研のトップ・野依理事長が「未熟な研究者」と切り捨てるのは、組織の責任を棚に上げて彼女とその直属の上司を今回の騒動のスケープゴートにしているように感じる。
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[ 2014/03/25 22:45 ] bookshelves/本棚 | TB(0) | CM(0)

夢で逢えたら

夢で逢えたら

21日、昨年末12月30日に他界した大瀧詠一を偲ぶ関係者向けのお別れ会が東京で開かれた。本当に突然の訃報で、ファンや交流のあった方だけでなく、音楽に関わりを持つ方は皆驚かれたと思う。私も大瀧詠一氏には少なからず影響を受けた一人だと思う。もちろん彼が関わったアルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』やシュガー・ベイブの『SONGS』は愛聴盤として所有しているし、彼の作詞・作曲による『夢で逢えたら』は、「吉田美奈子でクリスマス」でも書いたように、自分の中の日本の歌謡曲・ポップスベスト10の中では、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」と1、2位を争う名曲だと思っている。シリア・ポールバージョンではなくやっぱり吉田美奈子版が。でもこの曲のディスクは、不覚にもアルバム・シングルいずれも持っていないんだよね。だから、YouTubeで探して聴いてます。大瀧さん、たくさんの素敵な音楽をありがとう!

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(1999/06/23)
吉田美奈子

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[ 2014/03/22 23:31 ] music/音楽 | TB(0) | CM(0)

ぼくは はしごしゃ

ぼくは はしごしゃ

久しぶりに消防車絵本を紹介しよう。表紙のベンツのはしご車が目に留まって、最近手に入れた「ぼくは はしごしゃ」(沢木昌子・文、柿本幸造・絵、ひかりのくに昭和出版)である。

忠言逆耳

FUKUSHIMAレポート

あの日から3年。
地震直後からそれまでのライフスタイルを変えるために「考える練習」を実践しようと筆を走らせてはみたが、自分はどれだけ変わることができただろうか。私だけでなく我々の社会がこの国が、それまでの古い価値観から脱却することができただろうか。政権は変わったし、世の中もそれなりに進んだ部分はあるとは思うけれど、やはり私自身も含めて、世の中は地震前のベクトルからは抜け出せていないように思える。あの地震で愛する人、住む場所や仕事を失った人は、そりゃ人生大きく変わったと思うよ。自分の意志に反して。いろいろ考え、悩んだ壮絶な3年間だったと思う。それがまだまだ続くのだ。それに比べれば、大した不幸も背負わぬ人間が何も生き方を変えられないって、多くの犠牲者になんだか申し訳ないような気持ちになる。思考を変えずに従来の延長線上を辿ったとしても、時間の経過とともにそれなりの進歩や成長を実感はできるだろう。しかし根本的な方法論が変わっていなければ、また同じ過ちを起こす可能性は十分にある。せめて我々のできること、同じ不幸を繰り返さないためには、全く別方向、別次元の発想転換が必要だと思うのだが…。そんな思考停止状態の日本社会に対して警鐘を鳴らした人たちがいる。
[ 2014/03/11 21:55 ] bookshelves/本棚 | TB(0) | CM(0)

大きな夢をタイヤにのせて

大きな夢をタイヤにのせて

前回のクルマの絵本で紹介した「タイヤのひみつ」は、㈱ブリヂストンの全面協力を得ている。ブリヂストンは世界最大のタイヤメーカーであり、2012年の売上高は約3兆円(380億ドル)[1][2]。今や押すに押されぬ大企業である。そんなブリヂストンの創業者、石橋正二郎の伝記本「大きな夢をタイヤにのせて」(桜井信男・文、高田 勲・絵、PHP研究所)を本日は紹介する。とにかくスケールの大きい実業家なので様々な事業の積み重ねを経てブリヂストンという会社を興した。したがって長い紹介文になるがご勘弁いただきたい。