声のえほん・パトカー

本日のクルマノエホンは警察もの、つまりパトカーの絵本。「声のえほん・パトカー」(泉田幸夫、松下美智子・文、安井敬造・絵、ひかりのくに昭和出版)は、トヨタ・パトロールFS20型が主人公の、たぶん昭和35、6年頃の古い絵本である(※1)。

(※1)ひかりのくに㈱ホームページ[1]によれば、『声のえほん(フォノシート付)』が刊行されたのは1960年(昭和35年)。本書の発行年は確認できなかったが、昭和35年以降ということになる。
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ふくろう版画雑記帖

先日所要で東大駒場に知の刺激を受けに行く。本日23日から始まる駒場祭の立て看板も出ていて、楽しい学祭の雰囲気が既に漂う教養部キャンパスを尻目に、私が訪れたのは生技研のある地味~なリサーチキャンパス。研究所勤務なので、普段はほとんどスーツにネクタイのファッションとは無縁の生活。それでも、せっかく知の拠点、東大に行くのだからと、知のアイコンといわれるフクロウ柄のネクタイを締めて出かけた。お気に入りの1本だが、虫眼鏡で見ないとただの紺地のドット柄にしか見えない。でも私なりの小さなこだわり。クールビスの影響でノーネクタイのリーマンがずいぶん増えたが、霜月の東京も以前に比べてネクタイ姿のビジネスマンが減ったような気がした。
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ずかん・じどうしゃ

本屋で素敵な本を見つけた。「絵本作家のアトリエ1」(福音館書店母の友編集部)という絵本に興味を持つ人であれば必ず手に取りたくなるような本。「車」「絵本」という文字に人一倍感度を持つようになった小生なので、書店内をうろついていた時に「絵本作家」というキーワードが視界に入って来たのを見逃さなかった。この本は児童書の出版では有名な福音館書店創立60周年を記念して、同出版社の雑誌「母の友」に2006年から連載された「絵本作家のアトリエ」を書籍化したものである。世代を超えて読み継がれる絵本の秘密を画家の創作現場から伝えるシリーズで、第1巻は戦後日本における絵本の礎を築いた大御所の画家10人が収録され、今後第3巻までが予定されている。このブログでも紹介した「うちのじどうしゃ」の太田大八氏や「月夜のじどうしゃ」の井上洋介氏、「ぐりとぐら」の山脇百合子氏、「しょうぼうじどうしゃじぷた」「とらっく とらっく とらっく」「のろまなローラー」の故・山本忠敬氏などクルマ絵本作家も紹介されている。なかなか知り得ることのできない彼らの生い立ちや絵本作家になったきっかけ、日常の生活ぶりなどが読めて、作家の人物資料としても非常に貴重な「絵本作家辞典」である。彼らの絵本が生み出された作業現場や作品のベースとなる創作ノートの写真なども豊富に掲載されていて、実に飽きない構成となっている。仕事場におかれた小物や書棚の蔵書って、その人の人物像が透けてみえて非常に面白い。今回は山本忠敬・編でも興味深いエピソードとともに紹介されていた「ずかん・じどうしゃ」(山本忠敬・作、福音館書店)を取り上げたいと思う。

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