シトロエン2CV

前回、2CVは“deux chevaux(ドゥ シュヴォー)”=「2頭の馬」の略で、2馬力という意味と書いたが、若干正確さを欠いていたので補足しよう。フランス語で「馬力」の技術用語は“Cheval-vapeur”。 “cheval”は馬の単数形、“vapeur”は蒸気という意味だ。一般に使われる馬力の単位PSはドイツ語のPferderstärk(馬の力)の略。フランスを含む欧州では、自動車税として馬力課税制度をとっている国が多い。これはエンジンの排気量を元に換算して課税率を決めたものである[1]。フランスでは、この課税率はいくつかカテゴリー分けされている。2CVの発表当時のモデルの排気量が375ccと、最も低い課税カテゴリー2CV(400cc未満)に当てはまるように設計されていたため、そのカテゴリー名“2CV”がそのまま車名となったという訳[2]。でも、出力は2馬力ではなく、実際は9CV(HP)。後年排気量がアップして、税制上カテゴリー3CVとなったが、名称は2CVのままだった[3]。ということで、2CVは正確には“deux chevaux vapeur”の略で、広く一般に使われている“deux chevaux(2頭の馬)”は愛称ということになる。ちなみにフランスや英国では、上記のような自動車関連税制は既に廃止されている[3]。羨ましい。
[ 続きを読む ]
スポンサーサイト

Très Très Loin

Fèveでフランスが話題になったところで、もう一つフランスの絵本のお話。今回紹介するのは”Très Très Loin(もっと、もっと、遠くへ)」”(Bruno Heitz・作、Editions du Rouergue)。シトロエン2CVが主人公で、縦横12.5cm×12.5cmの小さなかわいい絵本だ。黒背景に2CVの赤いシルエットが映える、このこじゃれた絵本は、我が家のリビングにインテリアとして飾られている。
[ 続きを読む ]

クルマのフェーブ

柄にもなく、本日はスイーツのお話。先月、私も46歳になってしまったのだけれども、嫁が誕生日プレゼントに工事車両のミニチュア(写真)をくれた。大きさはそれぞれが3cm足らずで、陶器でできている。これは「フェーブ(fève)」というものだそうで、もともとはフランスのケーキ「ガレット・デ・ロワ(galette des rois)」の中に入っている陶器でできた小さな人形のことをいう。
[ 続きを読む ]

I Stink!

今回はせいそうしゃ絵本の米国版”I Stink!(俺はくっせー)”(Kate McMullan・文、Jim McMullan・絵、HapperCollins)を紹介する。ニューヨークの清掃局で働くゴミ収集車(garbage truck)が主人公である。
[ 続きを読む ]



最近の記事