中村俊輔 世界をかける背番号10

来月からスタートするJリーグ2017シーズン、横浜F・マリノスの10番にMr.マリノス、中村俊輔はいない。ジュビロ磐田に移籍が決まったからだ[1]。彼の選手生活は、ここ横須賀もホームの一部である横浜F・マリノスで終わると確信していたので非常に残念だ。多くのサポーターもそれを望んだはずで、俊輔も彼らの気持ちは十二分に承知していたはず。それでも移籍を決意したことの最大の要因と思われるクラブのグダグダは「マリノスは本当に“やばい”のか-サポーターの憂鬱と、希望」の記事で初めて知った。以前に「日本サッカー界、不安な旅立ち」でマリノスの将来を案じたことがあったが、まさかここまで面倒なことになっていたとは露知らず。熱烈なマリノスファンではなかったが、やはり地元チームだったし、最近Jリーグの試合を観に行ったのは、2015シーズンの最終節、マリノスvs松本山雅FC戦だ(「最終節」)。これがマリノスの俊輔を拝む最後になるとは。
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挑戦は終わらない
出典:http://blog.zaq.ne.jp/achikochitei/article/9936/

平尾誠二が亡くなった。昨年盛り上がったW杯の際、一番大喜びしているはずの平尾さんをメディアで見かけることが全くなかった。おかしいなとは思っていた。まさか闘病生活を送っていたとは想像もしなかった。南ア戦の歴史的勝利、来る2019年日本開催のW杯開会式を誰よりもあの屈託のない笑顔で喜びたかったであろう。彼の無念、いかほどのものだったか。最近急激に言うことをきかなくなったガタガタの身体に、自分自身歳をとる辛さや健康の不安を感じていただけに、私と同学年のスーパーヒーローの死はかなりショックだった。私のラグビー経験は高校の体育の授業程度だが、野球の秋山幸二やノーベル賞の山中伸弥先生とともに僕ら同学年の憧れ、誇りの人であった。カッコ良すぎるあの容姿に加え、選手時代司令塔としてファンを魅了した華麗なステップ、引退後もマネージャーとして培った彼の組織理論・哲学に見られるクレバーな頭脳。男も惚れる人間力、ナイスガイの理想像。山中先生も平尾誠二に憧れて学生時代にラグビーを始めたのだという。2014年、平尾誠二とそのノーベル賞を受賞したばかりの山中伸弥が新春対談をした。神戸新聞が企画したその対談のタイトルは「挑戦は終わらない」。山中教授も病を治す挑戦を続ける人だけに、友の訃報を人一倍悲しんでいるのは想像に難くないが、彼の使命感にさらに火が付いたのではないか。平尾誠二の挑戦はノーサイドとなってしまったが、頼もしい後輩たちがその意志を引き継いでくれるだろう。二人の対談の動画が神戸新聞ホームページで視聴できる(消さないで)。今宵はゆっくりこの男の語りを傾聴することにする。合掌。

平尾氏と山中教授 ラグビー縁で対談、神戸新聞NEXT
(上)http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/movie/new/201610/0009597851.shtml
(下)http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/movie/new/201610/0009597849.shtml

(平尾誠二の動画でユーミンの“no side”、YouTubeで聴けねえかなあ…)

[2016.10.27追記]
これまた平尾と同学年、彼をずっと追い続けた宮崎俊哉氏の渾身の追悼記事。「ミスター・ラグビー」のスポーツ哲学、そして彼が日本のラグビーでやりたかったことがよくわかる。その成果を見ぬまま旅立たれたことは本当に残念だ。
ラグビー平尾誠二が25年前に語った「子どもたちに伝えたいこと」

悲報プロ野球観戦

娘が今、巨人ファンの友人と横浜ベイスタジアムにDeNA-巨人戦を観に行っている。昨年の今頃は既に死亡していたベイも、今年はAクラス3位につけ、5.5ゲーム差の巨人とは2位争いの熾烈な攻防戦。でもどしゃ降りで、現在1時間中断中。このまま雨天中止で再試合になると思いきや、試合再開の模様。なんで、こんな日に行くかね。

ブラジル五輪初優勝
出典:http://web.gekisaka.jp/news/detail/?196843-196843-fl

ジジイは朝目覚めるのが早い。今日も日曜日にも関わらず5:30ちょっと過ぎに起きた。五輪サッカーの決勝、ブラジルvsドイツをテレビ観戦するためだ。今回のオリンピックで日本が関係しない試合はほとんど観ることはなかった。先日たまたまBS付けたら、どこかの国どおしのハンドボールとかホッケーをやっていた。当然やっている訳だけど、ダメだね、日本の試合しか関心のない俺は(サッカー日本代表戦も観ていなかったのだけど…)。普段触れることのできないスポーツも含め、世界最高峰の試合を観られることが、オリンピックの醍醐味なんだけどね。でも、この試合だけは訳が違う。今回はブラジルの応援だ。
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福原愛
出典:http://togetter.com/li/1013074

リオ五輪では日本の卓球が来ている・・・・と前回ネタにしたが、その中でも圧倒的な存在感を放ったのは、やはり福原愛さんだろう。3歳から卓球を始めてキャリアは24年。テレビで有名になった「泣き虫愛ちゃん」も、団体3位決定戦でみせた伊藤美誠に対して母親のようにアドバイスをする姿は、まさに全日本のリーダー、精神的支柱である。中国スーパーリーグの参加で磨きをかけた中国語の実力は中国のメディアも舌を巻くほど。その愛らしい容姿から彼の地でも抜群の人気を誇る。しかし中国と日本の関係は、今政治的には戦後最悪の状態だ。盧溝橋事件から来年で80年。尖閣で再び、が頭を過る。南シナ海問題における中国の主張は、国連海洋法条約に基づいてばっさり否定されたが、この国際裁定に対する中国の傍若無人ぶりは、まさに彼らが全否定する戦前日本の帝国主義そのものじゃないかと思うのだけど、「忠言逆耳」の教えを説いた韓非の祖国は聞く耳をもたぬらしい。私の職場の研究所にも中国人の同僚は何人もいるが、皆優秀でいいヤツだ。同じ研究目的・目標のために一緒に働く我々にしてみれば、こういうナショナリズム、覇権主義は全くナンセンスなのだよね。スポーツで極める、楽しむ福原愛さんや中国人選手・ファンもまた同じ気持ちだろう。だから、両国の関係改善の鍵を握るのは、習近平でも安倍晋三でもなく、福原愛だと思うのだ。彼女にしてみれば、そんな重責を担わされても困るだろうが、なんてったって名前がすごいじゃないか。福の原(みなもと)、愛だよ。



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