クルマノエホン livres d'images de voitures

楽しいクルマ絵本の世界/エンスーのためだけじゃないクルマ絵本ライブラリー

Sleepy Cadillac: A Bedtime Drive

Posted by papayoyo on   0 comments   0 trackback

Sleepy Cadillac

GMとともに』を紹介した流れで今宵はキャデラック(キャディラックとどっちの表記が一般的なんだろ?)の絵本を。大昔、'59年式キャデラック・コンバーチブル・クーペの登場する『ねえ、まだつかないの?』(リブリオ出版)を紹介したことがある。この“Sleepy Cadillac: A Bedtime Drive”(Thacher Hurd・作、Harpercollins)もブルーの'59年コンバチ・クーペが今度は正真正銘の主人公として登場する絵本だ。これは昔よくお邪魔していたasukaさんというシアトル在住のお母さんによる絵本紹介ブログ「asuka's booktree 絵本手帖」(残念ながら現在非公開)で初めて知った。どんな紹介をされていたかは忘れてしまったけど、彼女の記事はアメリカならではの絵本との関係性や教材としての意味だったりと、とても参考になった(教育関係のお仕事をされていたのではなかったかな?)。モータリゼーション発祥の国らしいこの絵本のことや、日本ではあまり馴染みのないNASCAR(映画『カーズ』の舞台、アメリカでは大人気のオーバルレース)を題材にしたABC絵本“For the Love of NASCAR”なんかも教えてもらって、大人から子供までアメリカ人の自動車愛というものを痛感させられたんだ。ガキが初めて手にするであろう「あいうえお」絵本が、全編ド派手な自動車レースネタなんだぜ。そりゃ、ワイスピのような悪童が育つわw。

スポンサーサイト

タクシーのすきな犬

Posted by papayoyo on   0 comments   0 trackback

タクシーのすきな犬

戌年が明けました。相変わらずたいしてつまらぬマニアックなテーマの、しかも更新頻度も少ないブログにお立ち寄り頂き、心より感謝申し上げます。今年1冊目のクルマノエホンはやはり犬とクルマが主人公の絵本にしたいと思います。タイトルは『タクシーのすきな犬』(スベン・オットー・作、奥田継夫・木村由利子・訳、評論社)という新年に相応しい最後はめでたい絵本です。原題は“Taxa-Hunden Jesper”といってデンマークの絵本になります。デンマーク本の紹介は初めてですね。直訳すればデンマーク語で『タクシー犬、イェスパー』。原著は1977年初版、翻訳版も1979年(昭和54年)に出されたなかなかの時代物です。物語の舞台もかなり昔の設定です。

ぶつからないクルマのひみつ

Posted by papayoyo on   0 comments   0 trackback

ぶつからないクルマのひみつ

2017年もいよいよラスト1日になってしまったが、今年はトヨタフェラーリのアニバーサリーイヤーだと思っていたら、日産とともにお騒がせ企業となった、年末には燃費データ改竄の話まで出て来ちゃったスバルも100周年だったということに気づいた。厳密に言えば、スバル(旧・富士重工業)が設立されたのは戦後すぐの1953年なんだが、前身である中島飛行機が創立されて今年で1世紀。中島飛行機は日産がかつて吸収合併したプリンス自動車の前身でもある。スバルのルーツがこの中島飛行機であることは、今年最後に紹介する『ぶつからないクルマのひみつ』(橘 悠紀・構成、山口育孝・絵、富士重工業・協力、学研まんがでよくわかるシリーズ123)にも紹介されている。小学5年生の星野翼くんと斉藤愛ちゃんが夏休みの自由研究のテーマに「ぶつからないクルマ」を選んだことから始まる学習漫画。ちょっと毛色は違うが、アラン・グレのトムとヴェロニカ兄妹が学習する絵本「プチ・トムシリーズ」の現代版ってとこかな。戦後GHQにより航空機産業が禁止・解体され、中島飛行機がスバルやプリンス自動車に分かれ、国民大衆車・スバル360が誕生した経緯は「スバル360と百瀬晋六」に解説したので、本書からはもう少しオリジンである中島飛行機のことと、近年のスバルについて勉強してみたい。ちなみに本書は非売品で、学校図書室などに寄贈されている本なので、今回このブログで初めて私が個人的に所有していない、児童図書館から借りたクルマノエホンの紹介となった(早く返さねば…)。

いそげ!きゅうきゅうしゃ

Posted by papayoyo on   0 comments   0 trackback

いそげ!きゅうきゅうしゃ

今日は久々に救急車絵本をネタに。取り上げる絵本は人気の竹内・鈴木コンビによる乗り物シリーズ第10弾、今年10月に出たばかりの『いそげ!きゅうきゅうしゃ』(竹内文子・文、鈴木まもる・絵、偕成社)です。緊急車両の絵本といえば、定番のパトカーや消防車モノが多いのですが、救急車が主人公の絵本は私の知る限り、以前に紹介した『きゅうきゅうしゃのぴぽくん』(偕成社)と本書くらいしか思いつきません(偕成社さん、救急車好きだね)。登場してもそのほとんどが、パトカーや消防車絵本での脇役としての扱いなんです(『しょうぼうじどうしゃじぷた』の「いちもくさん」とか)。やはり救急車といえば「死」と隣り合わせのところがありますから、「恐怖」のイメージが強いのでしょうか。「ピーポーピーポー」といえばドップラー効果ですが、この音になったのは昭和45年、私が小学2年生の時。確かに昔は「ウー」だったような記憶があります。この昭和45年以前のウー音に、患者さんや周囲の住民が、ビックリしてしまうという理由から現在の音に変わったのだそうです[1]。持病を持っている息子も、幼児の頃に何度もこの車両のお世話になりましたが、ピーポーピーポー音ですら良い気持ちはしません。

跳ね馬の誇り: Ferrari book

Posted by papayoyo on   0 comments   0 trackback

跳ね馬の誇り

今年はフェラーリ社設立70周年、トヨタ自動車(トヨタ自工)設立80周年という、奇しくも高級スポーツカーと大衆車で天下をとった二大メーカーのアニバーサリーイヤーである。トヨタのネタも色々取り上げたいのだが、創業者「豊田喜一郎」については既に紹介しているので、今回はフェラーリの創設者、モータースポーツに生涯を捧げた、エンツォ・フェラーリ(Enzo Anselmo Ferrari)の人となりをクルマの絵本『跳ね馬の誇り: Ferrari book』(飛田浩昭・文、ますこひかり・絵、アカデミア・ヴェントウーノ・企画制作、JAMCA)で勉強してみた。